tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

春アニメ、印象的な声優さん~女性声優編

はい。と言うことで毎クール恒例、そのクールに放送されたアニメの中で、個人的に、特にその演技が印象的だと思った声優さんを取り上げ、やんややんやと語る記事です。

 

毎クールのことですが、なんかほんと、取り上げなかった声優さんの演技が、全然、印象に残らなかった、そんなふうにとらえられてしまうのではないか、と内心、びくびくしているのですが・・・。

 

当然ですが、そんなことは全然、ないですからね。

毎クール、せっせせっせと作品ごとに声優さんのお名前メモして、その中から泣く泣く、本当に泣く泣く『あ~申し訳ないなぁ』と言うお詫びの気持ちを勝手に抱きながら書いているので、そのあたりはご理解頂けると幸いです。

 

ではでは。まずは女性声優さんからスタートです。

 

安済知佳さん

・・・安済さんです。ええ。安済さんです。なんだろ、安済さん、あんまりにもキャラクターとして作品に、何の違和感もなく存在している役者さんと言うか。

もはや演技と言うより、ほんと、安済さんがキャラクターとしてそこで生きてるんじゃないか、と思わせるくらいの存在感なので、めちゃくちゃ凄い役者さんなのだと思うんだけれど、その凄さが自然過ぎて、今の今まで気が付かなかった私がいて殴ってやりたい・・・どう言う文章だこれ・・・。

 

いや、気づいていたさ!『灰と幻想のグリムガル』と『響け!ユーフォニアム』でそのお名前を知り、意識するようになってから、そりゃもう、その演技力の凄まじさには気が付いていたさっ!

ただほんと、なんだろ。なんかもう、自然過ぎるんだよなぁ。そのリアルさと言うか、キャラクターとしての生々しさが自然過ぎて、本と、凄すぎて故にほんと自然なんだよ、わかるでしょ!言いたいこと!

 

はい。と言うことで『SSSS.DYNAZENON』のちせちゃんです。こちらの作品、総じて演者さんの演技、めちゃくちゃ生々しいと思うんです。なんかもう、語弊はあるかもしれないけれど、ちょっとした気持ち悪さ、生理的な存在感すら抱かせるほどの演技だと思うんです。うん。

 

で、その中にあって安済さんのちせちゃんの演技が、もう、ほーんと、笑いが出ちゃうほどの生々しさで『あー、安済さんだー。安済さんだー』と、私は1話、ちせちゃんが第一声を発してからちせちゃんが喋るたびに、にやにやにやにやしていました。はい。

 

なんだろうなぁ・・・こー、演技だけど演技じゃないような演技、生々しいんだけどその生々しさがわざとらしくない生々しいお芝居って、これ、どうやって実現されているんですかね?

あんまりにも生々しい、体主体と言うか、自然過ぎる演技だと、多分、声での演技を主体とされていない演者さんが声優をされた時に抱いてしまう違和感、それが出てくると思うんです。うん。

だけど当たり前のことながら、安済さんのちせちゃんの演技(だけじゃないんですが、今期に限って言えば)にはそんな違和感は全くなくて。ほんと、失礼な表現にはなってしまうのですが、もう凄すぎて笑っちゃうくらいに生々しいんだけれど、でもちゃんとそれがアニメ絵であるちせちゃんに馴染んでいて、そのバランスが保たれた演技ってのは、これもう、なんなんだろうな・・・哲学だわ・・・。

 

ちなみに・・・と言う、いかにも追記的な前置きで申し訳ないのですが、同作品に出演されている若山詩音さんの演技も、目を瞠るものがあるなぁ、と。何と言うか、ちょっと独特の色気のある、そんなお声だなぁ、と感じました。春クール、他作品でもメインキャラを演じていらっしゃるようですが、いやいや、これからが本当に楽しみな演者さんです。

 

・長谷川育美さん

・・・『ウマ娘』のガチャできてくれたミホノブルボンのCVさんでした。はい。ミホノブルボン、とっても育成しやすくていい子です(どーん)

プロ・フィット所属の女性声優さんと言うだけで、なんかもう、全幅の信頼感を寄せられますよね、ほんと。今年の4月に正所属に昇格になったとのことで・・・準所属から3年、本当におめでとうございます。

 

てなわけでそんな長谷川さんは、分割2クールの『86』にてヒロイン・・・と言うより、シンと合わせてもう1人の主人公と言ってもいいキャラクター、レーナを演じていらっしゃいます。

 

『綺麗事』と嗤われても、罵られても、卑下されても仕方ないくらいの、本当に『綺麗事』以外の何者でもない理想を、願いを、レーナは持っている少女です。

多分、私たちが小学生くらいの時に大人から言い聞かされて、だけど年齢を重ねるにつれ、ほかならぬその大人たちの言動によって打ち破られ、あるいは自分自身の経験によって打ち破られる、その『綺麗事』を一切、偽ることなく彼女は口にします。

ただその言動によって時には彼女自身がどうしようもなく傷つき、沼のような絶望と自己嫌悪にはまり込み、またどうしようもなく、彼女自身が『私と貴方たちは何も違わない』と言う言葉を向けた、その相手を傷つけ、怒らせることもあるのだから、救いようがありません。

 

だけどそれでも彼女は、一歩、一歩、重い足を、体を引きずるようにして、自分自身の思い引きずられるようにして、前へ踏み出します。行動を起こします。自分自身の、誤ってしまったかもしれないけれど、だけどそれでも捨てることができない、痛切な祈りにも似た『綺麗事』を実現させるために。せめて、せめて自分だけでも、それをちゃんと実現させるために。

 

そんな彼女の姿は、とにかく見ていていろんな意味で痛々しいです。ぶっちゃけ、イラッ、と来ることもあります。『あなたの気持ちはわかるけれど、でもあなた一人があがいて、もがいて、頑張ったところで、それはやっぱり『綺麗事』なんだよ』って。

でも同時、絶対に諦めない。執着を思わせるような、でも多分、彼女の中ではそれもまたまっさらな感情なのだろう、諦めない気持ちでもって、純粋に、純粋に、一歩、前へと踏み出して、正しいか間違っているかはさておき、行動を起こす彼女の姿には、ととても胸動かされるものがあります。

 

そんな『こういうキャラクターはほんと苦手だし、見ていて腹が立つんだけど、でも、どうにもこうにも嫌いにはなれない。それどころかもしかしたら、憧れすら抱いてしまっているかもしれない』と言う、私から見れば本当に複雑な感情を抱かせるレーナを、長谷川さん、それはそれはもう、本当に素晴らしい演技で表現されているなぁ、と。

 

なんか彼女の抱えているある種の孤独さとか。『自分にはどうすることもできない』と言う無力感とか。『それでも』から一歩、踏み出した時の、あのちょっと疲れ切ったような、だけど、無理くり、自分の中からエネルギーを探し出し、それを糧にして前へ進む様とか。ほんと、魅せる演技をされているなぁ、としみじみ。

9話の開き直りっぷり、最高でした。

 

難しい作品の難しい役どころで、一歩、塩梅を間違えると『悲劇のヒロインぶった才女』になってしまう役だと思います。だけど長谷川さんの演技、抑えるところは抑えて、爆発させるところは爆発させる、そのぎりぎりのバランスが保たれていることで、『悲劇のヒロインぶっているかもしれないけれど、だけどそれでも、それだけじゃなくて、絶望してもがいて苦しんでも、それを乗り越えるために行動を起こす才女』と言う印象になっている気がして、もう本当に素晴らしいのです(語彙力)

 

はい。そしてそんな長谷川さん演じるレーナの親友・・・と一応、ここではそう言う表記にとどめておきましょうかね、を演じていらっしゃる杉山里穂さんの存在も挙げておきたい。いや、やっぱ杉山さんのお芝居、好き。ほーんと好き。めちゃくちゃうまい。うまいんだけど『巧さ』じゃないからいやらしさがなくて、そこがまた素晴らしいと思う。ほんと、長谷川さん同様、もっともっと活躍してほしい演者さんのおひとり。

 

和氣あず未さん

・・・私の中では『アニゲーイレブンのMC』と言うイメージ、もしくは『アイドルマスターシンデレラガールズ片桐早苗』と言うイメージがめちゃくちゃ強い。一方でいろんなアニメに出演されて、いろいろなキャラクターを演じられているにもかかわらず、その作品を見たことがないのだろうと言うこともあって『CV和氣さんのキャラクターと言えば?』と誰から聞かれても『えーっと、そうですね・・・』と答えられない自分がいて、ってか前置きが長い。

 

何が言いたいかと言うと、和氣さんの声に関しては『アニゲーイレブン』でMCをされている時の、あの素と言うか、可愛らしいお声しかイメージになかったんです。はい。

 

で、今期『東京リベンジャーズ』で主人公くんの恋人、橘日向を演じていらっしゃるんですけれど、まぁ、この演技が本当に良くて。前にも書いたと思うんですけど、なんかもう『俺たちの考える理想の恋人!』と言うのを煮詰めたような可愛らしさがありつつ、でも同時、『守られてるばっかりの女の子じゃないんだぞ!』的な(どんな)強さもあって。

ほんと、見ていて可愛いし、かっこいいし、『あー、こんな彼女、欲しいわ。マジ欲しいわ。そりゃこんな彼女のためなら、どんなに辛くても、苦しくても、タイムリープ、繰り返すわ』と思わせるだけの説得力があるんですよねぇ。うん。

 

あとお声。先ほども書きましたけど、和氣さんの声と言えば『アニゲーイレブン』のMCの時のそれしかイメージがない私にとっては『え?この日向の声も和氣さんなのか』と驚かされた部分もあって。可愛らしい部分は勿論なんだけれど、日向の芯の強さ、武道を強く思っている部分を感じさせる、柔らかだけど凛とした強さみたいなものも感じさせるお声で。

今まで、お名前や歌声、MCなどで知っている声優さんで、でも演技の部分では知らない演者さんだからこその驚きだとは思うんですけれど。でも、それでも『少年漫画のヒロイン』王道ど真ん中を行くような日向と言う女の子をまっすぐに表現されている、その演技は本当に魅了されっぱなしなのであります。

 

あと。『東京リベンジャーズ』で言えば、エマ役の内山夕実さんも素晴らしいわよね。ええ。まぁ、もう何と言うか、内山さんに関しては、ほんと、強い。存在感が強い。メイン役もたくさん演じられているのでこう言う言い方は失礼にあたるのかもしれないんですけど、でもほんと、私の中では内山さんは、最強助演声優のおひとりです。はい。

 

その他にも壮大な時間軸の中で繰り広げられる『Vivy』の物語、それを牽引する素晴らしい演技を見せて下さっている種﨑敦美さん。また相棒のマツモト演じる福山潤さんとの対比も素晴らしいんだよなぁ。

それから『フルーツバスケット』の主人公、透を演じていらっしゃる石見舞菜香さんの演技も、もうどんだけ泣かされたことか。ってかほんと、ともすれば浮世離れしすぎていて、共感なんて微塵も抱けないかもしれない、そんなふうになっていてもおかしくないような透と言う少女に、あそこまでの説得性を持たせているのは、石見さんの演技あってのことだと、本当に心の底から思います。

 

それから『ゾンビランドサガ リベンジ』の衣川里佳さん。ようやく、ようやく明かされたゆうぎりの過去回。何もかもを飲み込んで、諦めて、でも諦めきれない部分もあって、と言う相反する感情が存在していることを感じさせるような衣川さんの、ゆうぎりとしてのお声、演技。そうした部分の『答え合わせ』みたいなものができた過去回の中の演技も、またこれ最高でした。ほーんと、抑えた演技ゆえの余白みたいなものがあって、心に染みていくんだよなぁ。

あと『不滅のあなたへ』で幼少期のグーグーを演じられた白石涼子さんのショタボイス、演技、最高でした!なんだろう。何と言うか、本当に無理のない、自然な、体も、ちゃんと心も男児だと言うのが感じられる(変な言い方で本当に申し訳ないのですが)演技だったなぁ、と。だからそれ故、もう絶対的に安心して、その演技を堪能できるよなぁ、と。

そして『究極進化したフルダイブ(以下略(笑))』でぶっ飛んだ演技を見せて下さっている竹達彩奈さん、ファイルーズあいさん、井澤詩織さんもお名前を挙げておきたい!ってん、CV竹達さんの『美人で目のやりどころに困っちゃうくらいのナイスバディ(古)なのに、うさん臭いことこの上ない、困ったお姉さん』の演技、もはや伝統芸の域ですよ!

 

はい。と言うことでざっとではありますが、春クール、個人的に印象的な女性声優さんのお名前を挙げさせていただきました。

が・・・ほんと、毎度のことにはなりますが、どの声優さんの演技も本当に素晴らしいのは言うまでもないことなのですよ。ええ。

 

てなことで、この記事、次回は男性声優編をお送りしたいと思います。

よろしければ引き続き、お付き合い下さいませませ。

 

ではでは。本日はここまでです。

読んで下さりありがとうございました~。