はい!と言うことで春アニメ、気になっていた作品の中からどうにかこうにか絞り込んで、とりあえず1話のみ視聴してみた、その感想記事のラストでございます。
で、それだけでは多分、記事としては短いと思うので、春アニメをみて見て、声優さん的にこの方のお名前をよく見かけるな、という話題について、あれこれと語っていますので、よろしければお付き合い下さい。
ではでは早速、まずは1話視聴感想です。
・『不滅のあなたへ』
・・・いや、凄かった。1話のクオリティと言うか、作りの、あの緊張感すら満ち満ちているような話の中。ほぼ独白の会話劇とも言うべき状態で、少年の最後の物語を生き抜いた川島零士さんの演技は、本当に圧巻、お見事の一言だったと私は思いました。
あと津田健次郎さんの声の存在感。すごいな。なんかあの深みのあるお声、演技によって、観察者と言う謎の、それ故に神秘的で、そら恐ろしさすら抱かせるようなものの存在が、見事に表現されていたと言うか。
なー。考えてみると1話はほんと、このおふたりのみの登場だったんだよなぁ・・・いや、本当にぎゅっと引き締まった、それでいて壮大な物語の幕開けを予感させるような、悲しく切なくも、どこか熱量の高さをうかがわせるような、1話だったなぁ。
強い刺激を受けることでその性質を記憶、模倣する機能を持つ器物。器物。器であり物でしかない主人公が、どんな人たちの、どんな物語を目の当たりにしていくのか。そしてそれによってどんな刺激を受け、どんな記憶を蓄えていき、どんな姿へと模倣していくのか・・・ここからどんどん広がり、そして何よりも深みを増していくのだろう物語が本当に楽しみです。
そして何より、そんな主人公を川島さんがどんなふうに演じられるのか。それがもう、本当に楽しみでならんよ!
・『86』
・・・1話ではEDで流れたOPを聞いた瞬間『解釈の違い』と言う言葉が頭の中に浮かんできました。うーん・・・まぁ、そうか、本来ならOPとして流れるんだもんな。なら良いけど。さすがに1話、あの引きでこの曲は、余韻ブレイカー。
と言うわけであらすじである程度の覚悟はしていたのですが、まぁ、辛い。辛いってかしんどい。そして多分、1話で描かれていたそう言う部分と言うのはほんの少し、序盤も序盤だろうから、これからどんどん、そう言った部分が容赦なく突き付けられてくるのだと思うと、もうなんか既に辛い。でも、そう言うのが嫌いじゃなくて、故にこの作品を見たいと思った自分がいるのも事実なので、楽しみにしたい・・・とは言い難いけど、はい。
人だけれど人としては扱われず。豚であるけれど、死んだことすらカウントされない、その事実すら認められないのであれば、それはもはや家畜の豚以下。だけどちゃんと心はあって、痛みもあって、だけどそれすら、どうしていいのかわからない。
そんな存在である彼ら、彼女らが、そんな存在であると言う現実に、何と言うか気が付かないように、せめてその間だけでもそんな現実はないものとしてふるまおうと言わんばかりに、賑やかに、楽しそうに生活しているシーンの描写が、たまらなく辛かった。でも多分、そうやってずっと生きてきた、それしか選択肢がなかった彼ら、彼女らにとっては、それが当たり前なんだろうな。
だからもし、今の、この生活が終わりを迎えると知ったら、別の意味で彼ら、彼女らは迷い、おそれ、戸惑うのだろうな、とか勝手に想像すると、またこれもうどうしようもなく辛いし切ない。
またこれ、そうしたいわば存在すら殺されている彼ら、彼女らを演じていらっしゃる声優さんの多くが、本当に今、勢いのある若手さんなので、何と言うか、もうほんと、これ以上、誰も死なないで・・・土台、無理な話だけど・・・(涙)
とりあえずCV山下誠一郎さんキャラの、にじみ出る良い奴感は尋常じゃない。頼む、彼だけでも生き残って・・・(震え声)
ちなみに番組公式サイトのキャラクター紹介ページは、ご丁寧に、退場してしまったキャラクターの顔写真に『DESTROYED』の文字が出るようになっています。
わーい!親切!(白目)
まぁ、1話に関してはどちらかと言えば世界観やレーナと言うキャラクターの描写、説明が主だったため、先にも書きましたが、本格的に面白く、それ故にしんどく、辛くなってくるのはこれからなんだろうな、と。
とりあえず杉山里穂さんのお声、演技が聞けたのが嬉しかったです。
あと千葉翔也さんはまたこれ、難しい役どころだなぁ・・・。
はい。そんな具合でほんと、毎話、胃がキリキリしそうな作品ですが・・・どうか少しでも、彼ら、彼女らの良く末に穏やかさがあることを祈りつつ、視聴したいと思います。はい。
と言うことで2作品の感想でございました。
そうか・・・この2作品に関しては、どちらも2クール(『86』は分割でしたっけ?)であることが決定しているんだな。うんうん。そうだな、それくらいの時間をかけて描いた方が、より物語、作品の魅力が伝わる作品だと思うし、何と言うか、そうすべき作品だと思うのであります。
はい。ではでは、ここからは春クール全体を見渡して、個人的にお名前をよく見かけるな、と感じた声優さんの話題です。
まず男性声優さんからですが・・・何度も書いていますが、この春クール、先に挙げた川島さんをはじめとして、フレッシュな声優さんが目立っているのが、私としてはとても嬉しい。
そんな中にあって、最も多くお名前をお見かけするような気がするのは、山下大輝さんですかね。『僕のヒーローアカデミア』や『究極進化したフルダイブ(以下略(笑))』などの作品で主役を演じられていらっしゃいますし、『86』では部隊を構成する少年のひとりとして登場されています。あの元気な騒ぎっぷりの演技は、一声聞いた瞬間『あ、山下さんや』とわかったよ。
個人的には『究極進化したフルダイブ』での頭のおかしい人たちに振り回されっぱなしの主人公の演技と、『イジらないで、長瀞さん』での長瀞さんに振り回されっぱなしの主人公の演技が、もうたまらなく好きです。
振り回されっぱなしだね!
いや、でもほんと。山下さんの、こう言う振り回され系それでも一生懸命頑張る少年の演技って、ほんと、最高なんですよ!
それからお次は女性声優さんですが・・・井澤詩織さんか。井澤さんのお名前を多く見かける気がするぞ。
いや、井澤さんに関しては、とにかくもう、あのお声ですよね。聞いた瞬間『はい、井澤さん』とわかるくらいの、あの何とも言えないお声。人外キャラを演じられても、何の違和感もなくぴたりとはまるあのお声は、本当に魅力的です。
勿論、人間キャラクター(変な言い方(笑))を演じられても、あの声の魅力も相まって、井澤さんにしか作りだせないような魅力が新たに生まれてくると思うのです。
いや、何と言うか、なんか独特の可愛らしさがあるんですよね、井澤さんのお声って。純粋な可愛らしさは勿論なんですけど、ちょっと毒っ気のある可愛らしさも感じられて、それがもうたまらないと言うか。
なのでとりあえず私としては、早く『究極進化したフルダイブ』でのぶっ飛び演技が見たい、聞きたいのであります・・・わくわく。
それから・・・若山詩音さんと宮本侑芽さんのお名前もお見かけするなぁ。
なんだろう。ご両名とも、なんかこー、良い意味でアニメくさくないお芝居と言うか、リアルさとか、自然さ、ナチュラルさがあるなぁ、と感じるのです。
ちなみに調べてみたら、おふたりとも子役として活躍されていて、劇団ひまわりに所属されているとのことで・・・あー、成程。だからこその、このお芝居なのかなぁ、と勝手に思ったり。
はい。そんなこんなで本日は春アニメ1話視聴感想のラストと、春アニメでお名前をよく見かける声優さんについてちょこっとだけ、語ってまいりました。
明日は春アニメ、視聴決定作品を記事にしたいと思いますので、興味はないと思いますが、よろしければお付き合い下さい。
ではでは。今回の記事はここまでです。
読んで下さりありがとうございました!