tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

アニメ化決定だし前から気になっていたので~『地獄楽』読んでみた!

面白かった!ってか4巻、とりあえず4巻まで読んでの感想ですが、めっちゃ好き!

アニメ化と言うことで、え?なに?制作会社、指定していいんですか?

MAPPAがいい!ボンズがいい!

あと残虐で血なまぐさいバトルシーンあり、そして荒々しいシーンありの漫画なので、Production I.Gとかどうだろう、とか思ったり、監督はあの方がどうだろう、と具体的なお名前も思い浮かんできたりしたんだけど、まぁ想像、妄想はタダだから良いよね!

 

はい。と言うわけでタイトル通りです。

 

アニメ化決定し、原作は先ごろ刊行された13巻で終了した『地獄楽』

前々からとても気にはなっていて、読んでいたいと思っていたのですが、なーんとなく手を伸ばさないまま来ていました。しかしアニメ化も決定したことだし、この前、書店に行った際、何気なく視界に入ってきたと言うこともあったので、まとめて4巻を購入し読んでみたので、今日はその感想を書いていきます。

 

と言うことでまずは作品の簡単な概要とあらすじから。

『地獄楽』は賀来ゆうじさんによる作品で、ウェブ配信サイトの『ジャンプ+』にて連載されていた作品です。連載は既に終了していますが、最終回を迎えたと同時、タイトルにも書きましたが、アニメ化決定が発表されました。単行本は全13巻です。

物語の舞台は江戸末期。死刑囚として囚われている画眉丸は、最強の忍びとしておそれられている存在です。そんな画眉丸の胸には、あるひとつの思いがありました。その思いを見抜いたのが、打ち首執行人である佐切です。彼女は、人の死を生業とする山田浅ェ門家現当主の実の娘です。

画眉丸は、彼女からある提案を持ちかけられます。その提案を受け入れ実現させることができれば、画眉丸は晴れて無罪放免になる、と佐切は言います。

その提案とは、極楽浄土と噂されるある島から、不老不死の仙薬を見つけ、持ち帰ると言う内容です。

そしてその提案は、無罪放免を求める他の死刑囚たちにもされており・・・と言うのがおおまかなあらすじです。

 

で、そこから選抜された死刑囚と、彼ら、彼女らの監視役である山田浅ェ門家の打ち首執行人がペアとなり、不老不死の仙薬を見つけ出すために島に乗り込む、と言うところから物語は本格的に動き出します。

 

はい!ってか、私が語るより公式さんから超絶かっこいいPVが公開されているので、そっちを見た方が早いね!


www.youtube.com

はい。いや何ってこのPV、めちゃめちゃかっこいい。

絵は勿論、モーションは勿論なんだけど、音楽がめっちゃかっこいい。

めちゃめちゃこの作品の躍動的な部分と、キャラクターたちの心の、そのエモーショナルな部分を表現している音楽って感じがして、めっちゃ良い。

 

はい。

ではでは。ここからは『地獄楽』の、私が思う魅力、おすすめポイントをつらつらと書いていきたいと思います!

 

まずはこちらっ!

 

・絵がきれい!

・・・きれいと言うか。1巻。ある程度のページまで読み進めて頭に浮かんできたのが『無限の住人』などで知られている沙村広明さんの絵でした。

荒々しさとちなまぐさ、おどろおどろしさ、迫力。そう言ったものと、繊細さや柔らかさ、美しさ、そしてキャラクターたちが放つ色気。そう言ったものとが見事に同居している、あるいは瞬間、瞬間で入れ替わる美しい絵だな、と。

そしてその絵が、ものすごく物語の世界観やストーリー、また舞台、日本の、江戸末期と言うそれにマッチしていると言うのも、めちゃめちゃ感じられました。

 

ほんとね、これはいい意味で、絵のタッチ、そこから受ける印象と言うがころころと変わるんです。だからそれだけ、キャラクターから受ける印象も変わっていって、物語が進んで行くにつれて、どんどんキャラクターに対する興味、愛着が深まっていくと言うか。

『うわ、このキャラクター、こんな表情もするんだ』とか『あぁ、こんなに可愛らしい一面もあったのか』とか。

そんなふうにキャラクターに対する印象が、描かれる絵によって変わっていく。だからなおのこと、物語に没入することができる。なので私としてはとても、物語を引っ張っていく力に満ちた、そしてキャラクターの魅力を、より多彩に表現することに長けた絵だなぁ、と感じます。はい。

なんだろ、一言で言えば、ほんと、いい絵だなぁ、と。

 

だからこそ、です。

この絵をアニメにするのは、アニメの線として描くのは、そしてアニメのキャラデザに落とし込むのは、なかなか至難の業でだろうなぁ、と素人ながらににんまりしてしまったのであります(笑)

あと色の着け方も、めちゃめちゃ難しそう。何と言うか、色の強弱がはっきりしてないと、絵そのものの魅力も損なわれてしまいそうだよなぁ、と。

まったく絵の描けない私が申してみました(汗)

 

・キャラクターが魅力的!

・・・と言うわけで、先にも書きましたが、本格的に物語が動き出してからは『無罪放免を勝ち取るために仙薬探しに奔走する死刑囚たち(要は悪い人たち)』と『彼ら、彼女らを監視する山田浅ェ門家の人間』のペアが基本となります。

 

まぁ、ペアって言っても、1巻で早々、ペアじゃなくなるところも出てくるんですけどね・・・え?どういうことかって?

 

そう言うことですよ!(逃)

 

はい。で、更に言えばそこから謎の登場人物たちやら、山田浅ェ門家の追加組(どうして追加が必要なんですかね・・・(遠い目))と呼ばれる人たちも登場してくるのですが、基本はこのペアです。そしてこのペアと言うか、死刑囚側のキャラクターも、そして山田浅ェ門家側のキャラクターも、本当に個性豊かで魅力的なのです。

 

まず死刑囚側です。主人公、1巻の表紙に描かれている画眉丸は『がらんの画眉丸』と呼ばれている、最強の忍びです。『がらん』とは、空っぽのこと。つまり血も涙もない、人間性のかけらもないからっぽな人間と言うことを揶揄されての、そしておそれられてのこのあだ名なのですが・・・ところがどっこい、ネタバレになるので詳細は避けますが、その画眉丸の心情が、本心が1巻の序盤で佐切によって明かされるや否や、一気に抱く印象が変わる、とても魅力的なキャラクターです。

 

小柄で一人称は『ワシ』。どこか気の抜けたような話し方をするかと思えば、感情をぶつけるような、思いのたけを吐き散らかすようなシーンもあったり、と本当にキャラクターとしていろいろな顔を持っている人、と言う印象です。ただ戦闘能力的にはめちゃくちゃ強くて、彼の戦闘シーン、敵を殲滅したシーンの描写と言うのは、本当に背筋にぞくりとしたものが走るくらいの、ある種の狂気すら感じさせるものがあります。

 

そんな彼を貫いている思いはただひとつ。

その思いと言うのが、その思いの強さと言うのが、もう本当に胸に来る。

こんな普段ぽわぽわ、時折、バーサーカーの彼が、こんな思いを抱いているのかと思うと、もう何言うか、萌えの一言。

 

それから佐切です。2巻の表紙に描かれており、画眉丸と共にコンビを組む、山田浅ェ門家の打ち首執行人の女性です。彼女もまた、打ち首執行人として、いろんな思いを胸に抱いています。その思いと言うのが、時に画眉丸の思いと共鳴したりする、そのことで2人は『通じ合っている』とも言えるのではないか、と言うのもこのコンビの見所のひとつかと。

 

その思いゆえ、時に太刀筋に迷いが生まれてしまうこともあるのですが、その迷いが吹っ切れた時の実力は圧巻の一言。島でも迷いつつ、画眉丸と時に衝突しつつ、時に共闘しつつ、自らが選び進んで行った打ち首執行人としての道を進んで行く、その姿と言うのは健気さすら感じさせるものがあり、本当に応援したくなるのです。そして勿論、迷いのない太刀筋を披露した時のかっこよさったら、最高だよね!刀女子、最高!

 

他には・・・そうだなぁ・・・アニメ化されておいしい、と言うか、人気が出そうだなぁ、と思ったのは・・・山田浅ェ門家の衛善さんとか。

 

私はめちゃくちゃ好き・・・。

 

それから(目をそらす)山の民、ヌルガイと山田浅ェ門家の典坐さんペアも人気出そう。ヌルガイ、可愛いしいい子。典坐さん、めっちゃかっこいい。好き。このペアは、ほんと・・・・・・・・・これ以上は言わないでおこう。うん。このペアは3巻の表紙を飾っていますね。典坐さん、ほんとかっこいい。めっちゃいいやつ。

 

あと賊王、亜左弔兵衛と山田浅ェ門家の桐馬さんのペアも、めちゃくちゃ人気出そうってか、おいしい。

弔兵衛は、いいですね。悪のカリスマと言う表現がぴったりなキャラクターだなぁ、と。盗賊へ『落ちぶれた』身ではあるんですけれど、でも、もう、そんな悲惨さをも自らの力に変えて・・・変えるしかなかったんだろうけれど、それを飲みこんで生きることに邁進していく、生き、残ることに邁進していくその姿、その戦う姿ってのは、めちゃくちゃかっこいい。それでいて、ギャップを感じさせる、ある要素と言うのも(ネタバレになるのでここでは秘密ですが)最高オブ最高。好き。

 

それから山田浅ェ門家で言えば、盲目の士遠さんもかっこいいし、決して、山田浅ェ門家を支えているのは、刀の腕の強さ、凄まじさだけではない!と知らしめるような、知の部分での活躍が目立つ付知や、小太りの体で走る様が個人的にはめちゃめちゃ萌える仙汰も好き。

またこの仙汰とコンビを組むのがくのいちの杠と言う女性なのですが、付知とは対照的な性格をしているんですね。はい。だからこそ生まれる、このコンビの関係性と言うのも、ものすごくいいんだよなぁ。

 

はい。と言うわけで、こういった魅力的なキャラクターたちの、それぞれが抱く事情や心情、そう言ったものが時にぶつかり、時に共鳴する。そのことで、単なるバトルロイヤルものではない、人間ドラマとしての面白さが味わえると言うのも、この作品の大きな魅力だと思います。

 

『悪』である死刑囚罪人たちと。

『それに対峙する存在』である山田浅ェ門家の者たちと。

いわば立場的には相反する存在である彼ら、彼女らが、しかしペアを組むことでお互いを深く知り、人間同士として様々な感情を呼び起こしていく・・・と言うのは、最高に魅力的!

理と情、制約と自由、そう言った相反する感情のはざまでもがいたり、苦しんだりし、だからこそ、自分にはない『何か』を持っている相手に対し、人間として惹かれてしまう、憧れてしまう、と言うそのドラマは、ほんと、読みごたえがあるんだよなぁ~。

 

うーん、それぞれのキャラクターを演じられる声優さんの発表が、本当に楽しみだ!

 

はい。

 

ただね、油断は禁物だからね。

これ以上の明言は避けるけど、ほんと。

 

油断しちゃだめだからね(圧)

 

あとは2巻あたりから登場してきた、天仙と呼ばれるキャラクターたち、更には山田浅ェ門の追加組などなども気になるし、それぞれに違った魅力があっていいんですよ!

 

・そしてそもそもこの島は何なのか。どんな秘密が隠されているのか。
・・・たったひとつの無罪放免の席を求めて。悪人たちの仙薬探しのバトルロイヤルが繰り広げられると共に、もうひとつ、描かれることがあります。

それが悪人×山田浅ェ門家のペアたちが降り立った島に隠されている秘密です。

 

極楽浄土と噂されているこの島には、しかし、先にも挙げた謎を秘めた天仙と呼ばれるキャラクターたちが存在しています。そしてペアたちが行く先々で直面するのは、非現実的で、しかし人工的にしてはあまりにも得体が知れない不気味な雰囲気、不気味な生物。更に、この島に訪れた者たちを見舞う『花化』と言う現象にも、なにやら秘密がありそうで・・・。

 

と言うわけで『誰が生き残るのか!』と言うドキドキ感は勿論のこと、物語の舞台である島や、おそらくは物語全体を貫いているのであろう謎、その部分が少しずつ深まり、しかし解き明かされていく、と言うのも今作品の魅力です。

 

ちなみに壮絶なバトルの舞台となるこの島の描写と言うのも、本当に雰囲気がまざまざと伝わってくる、美しさもありつつ、しかしともすれば趣味の悪い美しさ、そして目を背けたくなるような不気味さがあるそれが描かれていて。

だからこそ、とでも言うべきか、こー、めちゃくちゃ惹きつけられてしまうのです。

この島の描写と言うのも、アニメになったらどんなふうになるのかなぁ・・・。
色彩含めて、ほんと、一歩間違ったら『ただ不気味』『ただ怖い』みたいな感じになってしまいそうだからなぁ・・・。

 

はいっ!と言うことで、本日はつたないながらに『地獄楽』を3巻まで読んでみて感じた魅力を記事にしてみましたが、いかがだったでしょうか?

 

あとですね、全13巻と言うのも、めちゃめちゃ良い長さだなぁ、と。

13巻、一気に購入しても7000円ほどなのか。

なので私のように『前々から気にはなっていて、アニメ化を機に読んでみたいと思っている!』と言う方には、非常に手を伸ばしやすい巻数だと思います。はい。

 

13巻か・・・。

アニオリ展開とかにならない限りは(この原作とは異なるアニオリ展開と言うのは本と、本当に善し悪しだなぁ、と『約束のネバーランド』2期の評価を見て、しみじみ痛感している私(汗))、・・・2クールもあれば十分な感じなのかな。

 

わかんない。『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』のアニメが、あまりにも原作巻数の割に丁寧に描かれていたから、もう感覚がマヒしてる(笑)

13巻・・・無理くり、まとめようと思ったら、1クール13話くらいでいけないこともないのかな・・・いや、でもそれはさすがに性急すぎる気がしないこともない。

私としては2クールでやって欲しいなぁ、と思うんですが、まぁ、こればっかりは。

 

はい。と言うわけで4月末には最終13巻が発売されるわけですが。

そこでまた、何かしら新情報が解禁されたりしないかなぁ、とわくわくしています。

今のところ、まだ放送時期も発表されていないのか・・・そうか。

ま、わくわくしながら待っていよう。

 

あとこの記事内で、当たらないことで有名なCV予想をやってみよう、と思っていたのですが、感想だけで文字数が多くなってしまったので、CV予想はそのうち、やります。

 

勝手に私がやんややんやと繰り広げるだけのCV予想です。

当たらないことで有名です。

それでも一緒に盛り上がって下さる方は、是非ともお付き合いいただけると嬉しいです。はい。

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!