tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

冬アニメ、印象的な声優さん~男性声優編

どうしても絞り切れなかったため、1記事で6人を語ると言う暴挙に出ています(汗)

と言うわけで冬クール、個人的に印象的な男性声優さん、早速スタートです。

 

6人だからね!簡潔に語るんだよ!わかったか、私!

 

努力はしてみます(遠い目)

 

木村良平さん

・・・木村さんは私の中では『演技巧者』と言う印象が強い演者さんです。ただそれ故、なんか演技のうまさが先立ってくる時とかがあって、特に良い意味で個性のないThe主人公キャラを演じられると、そのキャラよりも木村さんの演技の巧みさみたいなものの方が印象に残ってしまう時もあります(『銀の匙』の八軒くんがその最たる例)。

 

まぁ、これは私の勝手な意見でしかないのですが、そう言うわけで木村さんには、アクの強い、『ハイキュー!!』の木兎さんみたいなキャラクターをもっと演じて欲しい、と思っていた今日この頃の『魔道祖師』のウーシェンの破壊力がでかすぎる、と言うお話です。はい。

 

いや、もうほんと。自由奔放、天真爛漫、お調子者でだけど情に厚く、それ故、無鉄砲なところもあり、憎めない少年。そのウーシェンのキャラクターを、本当に木村さんは、そのまま、そのまんま演じてらっしゃって。もはや可愛いさすら感じさせるレベルでの、原作通りの(いや、私は原作小説は読んでいないんですけど(汗))、原作からアニメに飛び出したウーシェンがそこにいる、と心底、思わされました。

 

『演技巧者』木村さんの、新たな一面を見せつけられたような、そんな気持ちです。なんだ。個人的に、ここまで邪気のない、無邪気な可愛さだけが先立つキャラクターを木村さんが演じられると言うのが、めちゃくちゃ新鮮と言うか、初めて見た、聞いたような気がするのですが・・・そんなこともないのだろうか・・・。

何はともあれそりゃあれだ。原作のこの先の展開とかは全く知らないんですけど、そりゃ、木村さん演じるウーシェン相手にしたら、堅物のワンジーだって心乱されちゃうってば。

 

それでいて、時折、どうしようもない色気とか、ダークな一面が滲んでくるのも凄い。ってか、本当にずっこい。凄い。もはや天真爛漫の塊、浴びせられているみたいで、可愛さ通り越して世の不思議を見せつけられているような気分です。

 

尊い。とてもいい子。だからウーシェンには幸せになって欲しい。

 

伊東健人さん

・・・『2.43 清陰高校男子バレー部』でのキャプテンとしての演技を見た、聞いた時、とある人のとある発言が私の頭の中を過ったのです。

その発言の詳細を書くのは控えますが、まぁ、簡単に言えば身長の低い人に対する、ある種、穿ったイメージや考え方が如実に出ている発言です。

そんな発言が頭を過るくらいに、伊東さんの演技は、小田としてあった、と言うか。そんなふうに感じたので、取り上げさせて頂きました。

 

伊東さんと言えば、私の中ではとにかくSideMの硲道夫のイメージが強くて。それは初めて伊東さんを知ったキャラクターだから、と言うのもありますし、パフォーマンスされている時の伊東さんが、もはや硲先生にしか見えない、と言うのもありますし、硲先生が私の好みストライクど真ん中だから、と言うのもあります。そして何より、伊東さんのお声が、柔らかさと硬さのバランスが最高で、理知的さすら漂わせている、だけど決して冷たすぎないあのお声と言うのが、硲先生にぴったりすぎるからです。

 

だからぶっちゃけ、最初、この作品で伊東さんが小田と言うキャラクターを演じられる、と知った時は、ちょっと意外な気がしたのです。伊東さんの、あのお声と、小田と言うキャラクターが結び付かなかったと言いますか。

 

ところがどっこい、いざ、作品でその演技を見て、聞いてみたら、私の知らない伊東さんの演技がそこにはあって『うわ!』と驚かされたのであります。

そしてそれと同時、小田と言うキャラクターを語る上で欠かせない、身長の低さ、自分では、努力ではどうすることもできないそれをも暗に物語っているようで。

 

何と言うか、私はこちらの作品も原作小説は読んでいないのでわからないのですが、小田は多分、バレーにおいては圧倒的に不利だと考えられている身長の低さをカバーするため、本当に熱い心と、でも自分を客観的に見る冷静さも忘れずに、いろんなことを磨いて努力してきたんだろうな。特にものの考え方とか、他者への接し方とかは、本当にいろいろ考えてきたんだろうな、と。それでもやっぱり身長は伸びなくて、バレーで生きていくことは諦めたのかもしれない。でも、高校時代の部活の時だけは、絶対に、絶対にバレーで諦めるようなことはしない、そう心に、自分に誓ったんだろうな、と。

そう言う、作中では語られることのない小田と言うキャラクターの背景にあるもの、そう言ったものを、私は伊東さんの小田としての演技からは感じたのです。

 

声優さんの演技で、明確に語られることがないキャラクターの、その背景を感じてしまうのが良いことなのかどうなのかは、私にはわかりません。

が、私は少なくとも、それこそ、生身の人間である声優さんが、架空のキャラクターに声を、命を吹き込むことの醍醐味のひとつだと勝手に思っています。

 

そう言う醍醐味を味わわせてくれた伊東さんの演技は、なのでとても印象的で、個人的には強烈さすら感じました。私が知らないだけなのだろうけれど、伊東さんの小田のような演技、もっと見たいですなぁ。

 

・KENNさん

・・・『ジョジョの奇妙な冒険』の5部において、セッコとして登場された時には度肝抜かれたもんですが、あれは本当に素晴らしかった。今でも個人的には、私の『CV KENNキャラ』の3本の指には入る(断言)

 

ご本人は相変わらずのベビーフェイスなイケメンで、それこそアイドル役とか演じられたら完璧と言うはまり具合だと思うのですが、個人的にはそれこそセッコのような頭のネジがだいぶ緩んでどっか飛んじゃってるような(言い方よ)キャラクターとか、ちょっとガラの悪い、いい加減だけど憎めない、そんなキャラクターを演じられると、この方の声そのものの魅力が更に引き立つように感じるのです。

 

で、今期で言えば『はたらく細胞BLACK』の赤血球AC1677ですね。もう、このキャラクターの演技がめちゃめちゃ良かった。

とにかく真面目で、仕事にも熱心で、それ故、自滅しちゃいそうになる危うさを孕んでいる赤血球AA2153役の榎木淳弥さんとのキャラクターとしての対比、それが演技でも、そして声そのものの質感、そこから感じるイメージでも見事に表現されていて、ナイスキャスティングだと思ったし、KENNさんの演技も本当に良かった。声の質感、イメージからくる『いい加減さ』に、でもちゃんと、キャラクターしての『情の深さ』みたいなものが滲んでいて。うん。

 

良かった・・・くっ・・・過去形なのが辛い(涙)

 

赤血球AC1677は、多分、赤血球AA2153に比べると、多くの人が共感しやすいキャラクターだと思うんです。ってか私としても、圧倒的に彼の方に共感したし。はい。でも同時に、彼みたいにうまく、と言うか、こー、『良い加減』で力を抜く、物事、特に仕事に向き合うと言うのはなかなかできそうでできなくて、難しいと言うか。

そう言う意味では、だから彼は共感しやすいキャラクターだけど、同時に憧れ、こんなふうに立ち回れたらなぁ、と言う憧れを抱きやすいキャラクターだとも思うんです。ってかこれもまぁ、私個人の意見なんですけど。

 

そのキャラクターを、飄々と、良い、加減で。でもそれだけじゃない、彼の人間としての(赤血球なので果たしてこの表現が正しいのかは微妙ですが(汗))劣等感や誘惑に負けてしまう弱さ、でも完全にはそれに屈することができないある意味での弱さと、人としての強さ、正しさ。それらを演じられていたKENNさんの演技には、本当に魅了されました。・・・過去形なのが辛い・・・ネタバレになるから詳しくは言わないけど・・・。

 

杉田智和さん

・・・『バック・アロウ』のシュウが、可愛い。こういう、ちょっと高いトーンの杉田さんのお声と言うのは、久しぶりなような気がして、もうそれだけで、杉田さんにこの沼に落とされた身としては幸せ(悦)。あと、穏やかさと冷徹さが入り混じったシュウの演技の、場面に応じたそのキャラクター性の切り替えと言うのも、見ていて本当に楽しいし、私の中では『バック・アロウ』の主役は、今んとこ、バック・アロウじゃなくてシュウだったりする。

 

でも個人的に強烈なのはやはりと言いますか、『無職転生異世界行ったら本気だす』の前世の男での演技ですね。はい。

 

いや、何と言うか。もう本当に、前世の、引きこもってすべてを遮断して自分の欲望のままに生きてきたにもかかわらず、だからこそとでも言うべきか。振り返った時にそこに苦々しい思いと、悔しさと、悲しさと、自虐しかないと言うその気持ち。そしてだからこそ、転生した今度こそは、逃げずに立ち向かおうと、生きることに全力でぶつかってみようと、そう言う痛切な思いの表現と言うのが、なんかもう、生々しい。

 

あくまでインタビュー記事などを読んでの印象なのですが。杉田さんの考え方って、ものすごく独特で、厳しさすら感じることもあって、でも決して、こー、弱さや繊細な感情を否定しない、そう言うものも感じる時が、私としては多くあるんです。はい。

あとアニメやゲーム、声優さんなどに関する造詣、愛情もめちゃめちゃ強くて、ほんと、こんな言い方は失礼になってしまうかもしれませんが、オタクに近い声優さんだなぁ、と言う印象が強くありまして。はい。

 

だから、と言うこともないのですが。でも、そう言う、人生を前向きに生きることに躓いてしまった前世の男、その弱さや繊細さ、でも『今度こそは』と言う願いの強さを杉田さんが演じていらっしゃるからこそ、なんかより一層の、キャラクターとしての説得性、そしてその思いの説得性が強くなっているような気がします。そしてだからこそ、生まれ変わった少年役の内山夕実さんとの演技のバランスも、めちゃめちゃ良いんですよねぇ~。

 

前世の男の、それでも前世から全く変わっていないちょっとえげつないところとか、他人を心の中でバカにしてしまうところとかも、それはそれで愛嬌があるってものだし、そう言うものがあっても、でもふとした瞬間に『あぁ、確かに前世の男は成長しているんだな』と感じさせる瞬間の演技と言うのは、ぐっ、と胸を揺さぶられます。

 

八代拓さん

・・・『プレイタの傷』です。すいません。ものすごくざっくり、簡単に、この作品内で八代さんが演じていらっしゃる龍眞コウガと言うキャラクターを説明しますと、口調がSideMの山下次郎みたいなキャラクターなのです。36歳。おっさんで、普段はのらりくらりの口調なのですが、切れると荒々しい口調になって、声もワントーン低くなる、と言う感じのキャラクターです。

 

これが、まぁ、うまい。前にも書いたと思うんですけど、ほんと『八代さん、あなたはどれだけの引き出しを持っているんだ!』とツッコミを入れたくなるくらいの、個人的にはまた新しい八代さんの役者さんとしての一面を見せられたような、そんな役、演技なのです。

声の36歳感と言うか、ちょっとだけ声としておっさんな感じ。イケオジならではの色気。それから人を食ったような、真意をつかみにくい口調。切れた時の、あの怒鳴り声の低音の迫力。荒々しさ。傲慢さすら感じさせる身勝手さ。そう言うコウガのキャラクー性と言うのを、本当に見事に声で演じ、表現されていて。

 

あれです。これももう何度もこのブログで書いてきたことなのですが。私の中で八代さんは『あらかじめCV八代さんだと知らなければ、ほほ100パーセント、八代さんだと気が付くことができないカメレオン声優』なのです。

いや、まぁ、私の耳がバカなだけなのかもしれないんですけどね、ははは(汗)

 

ただ、SideMの話ばっかりで申し訳ないのですが、私が八代さんを初めて知ったのはSideMの柏木翼なのです。だから八代さんと言えば柏木翼、あのほんわか、可愛らしい系ボイス、演技と言うのがめちゃめちゃ印象として強いので・・・そこから、次々と、いろいろな作品で、いろいろなキャラクターで見る、聞く八代さんの演技力、表現力には、本当に驚かされるばかりと言いますか。

なんだろ。八代さん、メインどころを演じる声優さんとしては勿論だけど、 助演的な立場で、神出鬼没のサブキャラを演じ分ける声優さんとして、どんどん地位を築いていかれそうな気がする。ってか私もいい加減、『おっ、これは八代さんだな!?』と当ててもいいと思う(遠い目)

 

三宅健太さん

・・・楽しそうってか楽しい。『SK∞』のシャドウ役も、そして『バック・アロウ』のテイ役も、見ていて本当に楽しくて、『あぁ、これ、演じてらっしゃる三宅さんも、絶対に楽しいだろうなぁ』と勝手に思うくらいに、本当に楽しい。それがめちゃくちゃ印象的なので、お名前を挙げさせていただきました。

 

いや、でもすっこいですよねぇ、シャドウ。1話で飛び道具的に出てきた時は『うわっ、どんだけぶっ飛んだ、ヒール的存在なんだ!』と思ったら、まさかまさか、表の顔はあんなだったとは!ギャップがあるにも程があるだろう!ってかもはや恋する乙女じゃないか!(笑)

一方の『バック・アロウ』のテイは、これもう、ほーんと、嫌な奴なんですよ!絵にかいたような、何て言うの、実力ないのに偉そうにする小物!と言う感じで、身近に、特に上司にこんな奴がいたら絶対に嫌だわ!と言うキャラクターで・・・でも、それ故、その底の浅い人間性から繰り出される台詞の数々、動作のひとつひとつが本当に、個人的にはツボで、見ていて面白い。そして三宅さんの演技も、その小物感、テイの嫌な感じ、人間としてめちゃめちゃ底の浅し感じと言うのが出ていて、見ていて楽しい。

 

三宅さんと言えば、『進撃の巨人』のミケ分隊長の印象がめちゃめちゃ強くて。このミケ分隊長の、巨人に襲われて最期を迎えるあのシーンと言うのは、私の中では『声優さんの演技の凄まじさを体感したけりゃ、これを見ろ!』の3本の指に入るシーンでして。あのシーンでの、三宅さんの演技ってのは、もう本当に凄くて。それこそ私、このシーンを見た当日、まさしく、巨人に襲われる夢を見たくらいのインパクトで、今でもあの演技を思い出すだけで、背中に怖気が、震えが走るくらいなのです。

 

でも勿論、三宅さんは他にもいろいろな作品で、いろいろなキャラクターを演じられていて、お声的に『あ、三宅さんだ!』と私は気が付くことが多いのですが、それでも当然のことながら、キャラクターとして全く違う演じ分けは、本当に見ていて楽しいし、凄いよなぁ、と思わされるのです。

なんだろ。さっき、八代さんのところで書きましたが、三宅さんこそ、メインは勿論のこと、本当に神出鬼没の助演声優さんとして味のある、存在感のある役者さんだよなぁ、と改めて思わされた次第です。はい。

 

と言うことで6人の声優さんについて、あれこれと勝手なことを語ってまいりましたが・・・他にもね、挙げたい方はたくさんいらっしゃるんだよ・・・。

 

その中でおひとり、どうしても挙げたいのが『BEASTARS』でリズを演じられた白熊寛嗣さんでございます!

いや、もうあの、自分を最も理解し、受け入れたテムを殺してしまったことを振り返った時の、あの自己陶酔っぷりって言うんですか?めちゃくちゃ、自分の行為を正当化している感じの語り口調、その演技と言うのが、もう怖くて、怖くて、聞いていて、見ていてぞわぞわした。

で、その後の、レゴシに対する接し方とかの演技も、もうリズの、テムを殺した、そしてそれを正当化してしまっていることで狂って、歪んでしまった人間性(人間じゃなくヒグマなんですけど)と言うのがありありと表現されていて、ただただ怖いと言うか、不気味と言うか。ぽっかりと、突然、目の前に現れたただただ暗闇、そんなものを感じさせるくらいの存在感、静けさ、それ故の迫力で、本当に印象に残っています。

また小林親弘さんのレゴシとしての演技、表現が、本当に嘘偽りがへたくそな、すべてがまっすぐに曝け出されてしまうような演技、表現だからこそ、白熊さんのリズとしての演技、表現との対比も鮮やかで、これも本当に魅力的なんだよなぁ~。

 

はい。と言うわけで、毎回、毎回、この記事では書いていますが。

全ての作品で、素晴らしい演技を見せて、聞かせて下さっている声優さんの存在には、ただただ感謝しかありません。

ありがたい・・・ありがたい・・・。

 

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました!