下手に話し込むよりも、その人のことがわかる、とか言いませんか?
と言うわけで本日は映画の話です。
最近・・・ってもちょっと前ですけど、テレビで『オールド・ボーイ』を放送していたので『そう言えば、ブログで映画の話ってあんまりしていないな』と思い至ったと言うわけでございます。
映画の話。しかしそうは言っても、そんなにたいそうな話はできそうにありません。
何故か。
そんなに映画、見てないから(どーん)
と言うかですね。昔、本屋さんに勤めていた時と言うのは、結構、2~3か月に1度くらいは映画館に行って映画を見ていたんです。
仕事に行くふりをして(笑)。でも実は休みで、映画を楽しんでいたと言うわけですね。ついでに言えば、その映画館のあるショッピングセンターには『サブウェイ』もあるので、まずはそこでサンドイッチを食べてから、映画を見ていました。
あぁ!なんて贅沢な日々よ!
はい。でもその本屋をくびになってからは、ましてや今のようにフルタイムで働くようになってからは、映画館には行ってないなぁ・・・。
『鬼滅の刃』も見に行きたい気持ちはあれど・・・このまま、見に行かないまま終わりそうな気すらしている今日この頃・・・。
で、映画と言えばテレビで気になる作品が放送されていたり、アマゾンプライムで気になるのが見つかって、かつ時間がある時などに見る、と言った程度です。
はい。なのでそんな私が映画について語るなんぞ、おこがましい気もするのですが。
まぁ、あれです。
いつものごとく、今まで見た作品の中で印象に残っている作品について語る、と言う感じです。
と言うわけで、私が今まで見てきた映画作品の中で印象に、それこそはっきりと、他人様に対してストーリーを説明できるくらいに印象に残っている作品3作品を、どどーんと発表しちゃいます。
それが!
こちらの!
3作品です!
『レオン』『オールド・ボーイ』『ミリオンダラー・ベイビー』
はい。
自分で発表しておいてなんですが、まぁ、なんと言うか、我ながら暗い作品ばっかりと言うか、あの、ネタバレになっちゃうのであんまり詳しくは言えませんが、ほんと、わかりやすいハッピーエンド作品じゃないやつばっかりやんと言うか、いや、まぁ、個人的にはハッピーエンドやんか!と言いたいんですけどごにょごにょごにょ。
と言うわけで、この3作品についてちょろっと、語ってまいりましょうかね。
まずはこちらの作品から。
・『レオン』
・・・多分、中学か高校の時に初めて見たのだと思うんですが、もうそれから何度も見ている作品。多分、『孤独な少女と孤独な殺し屋』と言う、あらすじにあった文言に惹かれて見たと思うんですけど、なんかもう、最初に見終わったときの、あのラストシーンに感じた切なさと寂寞と絶望と。それでももしかしたらその中にあるのかもしれない、一筋の光を見たような、そんな感覚は、今でもはっきりと思い出せます。
あと私が、映画とかアニメとか漫画とか小説とか。そう言った創作物の中に描かれる『殺し合い』の場面にやたらと『美しさ』を見出すようになったのは、多分、この映画(と平野耕太さんの『HELLSING』)のせいだと思っています。はい。
ナタリー・ポートマン、ジャン・レノ、2人が演じる登場人物の頑なな孤独と柔らかな孤独。それらが少しずつ溶け合い、混じりあっていく物語と言うのが、友情とも恋情ともつかず、本当にただただいじらしいと言うか、切ないと言うか。
当時13歳?のナタリー・ポートマンの存在は、もうどんな言葉を尽くしても語りつくせないくらいの存在感、透明感、頑なさ、脆さ、儚さ・・・そう言ったものをすべて表現しつくしているし、それに対してのジャン・レノの、あの不器用さと激しさ、朴訥さと巧妙さ、そう言った普段の時と殺し屋の時との落差と言うのは、もう本当にかっこいいの一言。
そしてそんな2人の前に立ちはだかるゲイリー・オールドマンの演技が、もう最高にクレイジーなんだわさ。刑事でありながら麻薬組織を牛耳っており、冷酷非道で女子供も容赦なく殺す。その一方でクラッシック音楽鑑賞が趣味と言う優雅さも持ち合わせており・・・キャラクターとして魅力的すぎるキャラクターを、ゲイリー・オールドマンは見事に体現しきっていたなぁ、と。
他にも登場人物は出てくるのですが、基本的にはこの3人で物語を語るうえでは事足りる、と言うのも個人的には好きです。ってか今、気が付いたけど、私か挙げた3作品、いずれも物語の主要キャラクターは3人ですね。おほほほほ。
はい。お次は冒頭でも作品名が登場しました、こちらの作品です。
・『オールド・ボーイ』
・・・物語のネタを明かしてしまうと、『まぁ、ずいぶんと手の込んだことを』と突っ込みたくなるようなアレなんですけど。でも『ずいぶんと手の込んだことを』をやるくらいに、やらざるを得ないくらいの妄念がイ・ウジンの胸には巣食い続けていたのだと思うと、もうそれこそどうしようもなく憐れだし、滑稽だし、切なくてたまらない。
はい。そう。この物語の主人公って、監禁されて〇〇〇〇(ネタバレになるので)しちゃうオ・デスではなく、こんなにも、こんなにも手の込んだ復讐劇を完遂させたイ・ウジンなんだろうなぁ、と最近、放送されているのを見て改めて思った次第です。はい。
オ・デスとの直接対決・・・と言うか、オ・デスに対するネタ晴らしを終えて、自ら舌を切り取った彼を後に、エレベーターに乗り込んだイ・ウジン。その彼が見た過去の、あの時の一幕、そしてそこから彼が選び取った、否、もしかしたらそれはもう、無意識のうちの行為だったのかもしれない、過去の彼が未来の彼に対して行いたかった行為なのかもしれない、とにもかくにもその行為。その一連の流れと言うのが、またこれ・・・何とも言えないんだよなぁ・・・空しいと言うか、哀しいと言うか。苦いものすら胸にこみあげてくるような。
俳優さんたちの演技も見事で、やっぱりオ・デスとイ・ウジン、2人が対峙するラスト近くのあのシーンの、チェ・ミンシクとユ・ジテの演技と言うのは、もうほんと、演技であることを忘れらせるくらいの熱量、生々しさです。はい。
そしてラストに関しては人によって意見が分かれるところですが・・・。私は、もしかしたらもしかして、ミドはすべてを知ったんじゃないのかな、と思うんですよね。すべてを知って、それでもなお、あの言葉を選んだ・・・と思うのですが、はてさて。
荒唐無稽な話なんです。うん。でもその荒唐無稽さの中にある、どうしようもない人間の、どうしようもない、だけどあまりに切実な感情。それらが俳優さんの演技によってぶつかってくることで、荒唐無稽で、だけどどうしようもなく人間臭い物語になっているなぁ、と私は思う作品で、ほんと、好きな作品です。なんか気分的にに落ち込んでいる時にこそ見たくなる作品と言うか。
そしてラストはこの作品です。
・『ミリオンダラー・ベイビー』
・・・これは多分、さっきも書きましたが、バイトをさぼって劇場に見に行った作品だ。
このきじも多分、中途半端でしょう・・・。
なにがあったのかは後程!