はい。と言うことで本日は10月2日より、期間限定で劇場でイベント公開されている『BURN THE WITCH』、こちらを視聴した感想を記事にしてまいりたいと思います!
勿論!当然のことながら!
イベント公開されているバージョン視聴したわけではなく、アマゾンプライムでの視聴でございます。なので全3話に改めて編成された作品を視聴した、と言うわけでございます。
ありがとう・・・アマゾンプライム・・・地方民の味方なり・・・。
ってなわけで、こんなネット辺境の地で細々と日々、更新しているブログで、私なんざが説明する必要性もないとは思いますが・・・一応、もしかしたら、もしかしたらご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、と言うことで。
『BURN THE WITCH』と言う作品についての簡単なご説明を、まずは行いますね。
はい。こちらの作品、原作は『BLEACH』の久保帯人さんでございます。
『BLEACH』の20周年記念プロジェクトの一環として、読み切りと短期集中連載されていた作品です。Season1の分に関しては、劇場版公開に合わせて10月に第1巻として発売されています。
表ロンドン(フロントロンドン)の裏に広がるリバース・ロンドンと呼ばれる世界。そのリバース・ロンドンに住む人間にしか認識することができない異形の存在、ドラゴン。はるか昔からロンドン市民の全死因の内72%に関係しているこの存在の保護、管理を担当するのがウイング・バインドと呼ばれる組織に属している魔女、および魔法使いたちです。
そして物語の主人公である2人の少女、ニニー・スパンコールと新橋のえる、彼女たちは直接、ドラゴンに触れることができない人々に代り、その放牧及び収穫を担当する『笛吹き隊』と呼ばれる部署に属している魔女でございます。
彼女たち以外にも、ドラゴンを強く引き寄せてしまう存在であるドラゴン憑きと思われるバルゴ、表ロンドンでニニーが所属しているアイドルクループ、その元メンバーであり、あるドラゴンを見つけて拾った女性メイシー。
更にウイング・バインドの最高意志決定機関であるトップ・オブ・ホーンズ。その魔陣隊のトップであり、言動は荒々しくも、ロンドンの平和を守ろうとする、その使命感は非常に強いブルーノなどが登場します。
で、今回の物語としてはメイシーが拾ったドラゴン、そのドラゴンが引き起こす一大トラブル・・・というより、もはや災害といっても差し支えないような(笑)ドタバタ劇と、ドラゴン憑きと思しきバルゴ、その処遇を巡り激しく対立するニニー&のえるとブルーノなどが描かれています。
ではでは、前置きはこれくらいにして、今回のお話、作品を視聴した感想でございます。
・久保帯人先生のカラー全開!
・・・当たり前なんですけど、ほんとにね、もうね(悦)。キャラクターとか、その性格とか、言動とか。あるいは口にする言葉とか。はたまた作品の世界、そこに流れている空気・・・もうそういったものすべてが、たまらなくおしゃれで、たまらくなくクールで、たまらなくポップで、でもそこはかとなく文学的な香りも漂わせていて。作品が始まった瞬間から『あぁ・・・久保先生の作品や・・・当たり前やけど、これは紛れもなく、久保先生の作品や・・・』という、何か感慨にも近いような思いが、個人的には胸いっぱいにこみあげてきたでありました。はい。
なんだろ・・・個人的な意見ではありますが『クールジャパン』とは何ぞや、と問われた時に、私は久保先生の作品が、その答えの、明確な答えの一つになるような気がするのです。はい。
・詠唱がかっこいい・・・かっこいい・・・かっこいい(エコー)
で。久保先生と言えば、やはり詠唱です。『BLEACH』では各キャラクターが口にする詠唱に、何度、何度、心を奪われたことか!
なんであんな言い回し、言葉の選択、組み合わせを思いつくことができるのか!漢字の美しさ、硬質さ、柔軟さ、その文字そのものに込められている意味をこれ以上ないというほどに生かしながら、しかし同時に、口にした時のある種の心地よさのようなものを感じさせる呪文・・・と言ってしまっていいのかは疑問ですが、を生み出されるセンスというか、才能というか、努力にはもうただただ脱帽の一言です。
で。今回の作品で勿論、めちゃめちゃかっこいい詠唱、登場します!数としてはそれほど多くはないのですが。
物語が始まってすぐに、まずはのえるちゃんが詠唱を口にするのですが、もうそれを聞いた瞬間、全身に、いい意味での、感動、歓喜、感心からくる鳥肌が、ぶわー!ですよ、ほんとに。そして物語後半、それこそラスト近く、物語的にも大盛り上がりするところで、あるキャラクターによって口にされる詠唱もまたこれ、ほんとかっこいいんだよ・・・かっこいいんだよ・・・かっこいいんだよ・・・(再びのエコー)
・ニニーとのえるちゃんがかわいい
ショートパンツのニニー。そしてミニスカののえるちゃん。どちらもそこから伸びた、肉付きのいい足がたまらん!(おっさんか)。
あ、いや、ちょっと下世話な本心が漏れてしまいましたが、本作品の主人公ともいうべきこの2人のコンビネーションというのが、本当に見ていて楽しいんですよ!
ニニーは喜怒哀楽が激しくて、でもとてもまっすぐな女の子です。CVは田野アサミさんなのですが、ほーんと、田野さんの、あのちょっとハスキーで、でもとびきりかわいらしいお声がぴったりで。そのお声でニニーの、まっすぐで、ころころ変わる感情を表現される演技がこちらの心をわしづかみにするのですよ!
一方ののえるちゃんは冷静な性格で、言葉数はそれほど多くはないんです。でも何か突突っ走り気味なニニーをいさめる、あるいはその言動に時折、入るツッコミはとても鋭いんです。CVは山田唯菜さんが演じていらっしゃるんですが、山田さんの声、良い!好き!硬質さと柔らかさが絶妙なバランスで、とてもすっ、と耳に入ってくるんですよ。
そんな2人が笛吹き隊として、あるいはバルゴを保護するために戦う姿というのは、とびきり熱くて、でもやっぱり久保先生の作品らしくどこかおしゃれで、クールで、傷だらけになっても、自分が信じるもののために立ち上がり戦い続けようとする2人を応援したくなること、必須ですよ!
そしてそんなニニーとのえるを振り回すのが、バルゴとメイシーです。
まずバルゴですが、こちらは土屋神葉さんがCVを担当されています。で、このバルゴ演じる土屋さんの演技が、ほんと、もうバルゴそのままと言うか。『こんなん、ずっこいわ~』と言いたくなるくらいに、もうバルゴがそこにいるというか(笑)
バルゴというキャラクターは、とにかくへなへなしてて、なんか困ったときにはとりあえず笑ってごまかしておけ、みたいな男の子なんですよ。いや、あくまで個人的な見解なんですが。
ニニーとのえるちゃんが、もうめちゃめちゃかっこいい女の子なだけに、バルゴのこのへなちょこさと言うのが際立って仕方ないんですが(笑)、でも、土屋さんの演技は、本当にバルゴを『へなちょこだけど、でも、嫌いになれない、憎めない』少年として表現されているんです。あのへなちょこ声とか、悲鳴のへなちょこさとか、バルゴそのまんまじゃんか!(どーん)
一方、早見沙織さんが演じられているのは、メイシーいう女性です。ニニーが現在も所属しているアイドルグループに所属していた女性で、それ以降、自分の人生に迷っていたのですが、その折に拾ったドラゴンに救われた、と言う背景が彼女にはあります。ところがどっこい、彼女が拾ったそのドラゴンの正体がとんでもないことだったために、とんでもないことが起きてしまうのですが。
メイシーは、ニニーラブです。
大事なことなのでもう一度、言います。
メイシーは、ニニーラブです。
かっはーーーーーーーー!
そんなわけで、自分が拾ったドラゴンに対する親愛の情、その強さを思わせる早見さんの演技には、いつものごとく泣かされるんですけど!
でもそれ以上に、もうニニーに対する強すぎる好意、愛をぶちまけるメイシー。そしてニニーに対する愛ゆえに、のえるちゃんに対して嫉妬心を露にするメイシー、その演技がもうたまらなくたまらんのですよ。
たまらん。
百合に狂うCV早見沙織キャラクター(あえての敬称略です!)たまらん。
ニニーとのえるちゃん、主役2人を演じられる役者さんの演技に加えて、その2人をかき回す存在として、語弊はあるかもしれませんが、憎むことができない、だけどトラブルメイカー的なキャラクターを演じられている土屋さん、早見さんの演技というのも、本当に見ごたえたっぷりで面白いんです!
・ブルーノ、好き(どーん)
はいはーい。『BLEACH』で阿散井恋次が好きだった女子、集~合~。
はい。と言うわけで、ニニーとのえるちゃん、バルゴ、メイシーたちの前に立ちはだかるブルーノです。
好き(好き)
あっはー(悦)。もうな、ほんとな、さっきも書いたけど、ほんと、このブルーノに関しては、その目つきの悪さとか、粗暴な感じとか。職務に対して強すぎるくらいの使命感を持っているところとか。どうも女子相手にはツンツンしちゃう感じとかが、もうたまらなく恋次を彷彿とさせるですよ。
あー・・・見ていて楽しい・・・こう言うキャラクターは、本当にもう、見ていて楽しい・・・にやにやしちゃう・・・あっはー(悶)
でもこのブルーノ、めちゃめちゃ強いんです。そしてかっこいいんです。
さらにCVは小林親弘さん。
あっはー(膝から崩れ落ちる)
ってなわけで、そう、小林さんの演技がね。
かっこいいんだわ・・・荒々しくて、ニニーやのえるちゃんにツッコミ入れられて大人げなく切れるシーンとかのギャップもたまらんし。
でも荒々しくも、同時に、自分の使命に対する熱量、それがしっかりと伝わってくると言うのが、またこれいいんだわさ・・・。あと荒々しいし、ニニーやのえるちゃん、バルゴに対する扱いも酷いんですけれど、でもなんだろ、こー、トップ・オブ・ホーンズ、魔陣隊トップとしての品格を感じさせる、と言うのも好き(どーん)
個人的に『ゴールデンカムイ』の杉元より更に荒々しい小林さんの演技が堪能できますよ・・・たまらんよ(たまらん)
ってかトップ・オブ・ホーンズも何かを隠していそうだし、今後、内部で何かしらの事とが起きたら、ブルーノはそのことに煩悶しつつ、でもロンドンの平和を守る、という使命感ゆえに、組織を離れそうな気はするんだよなぁ。で、ぶーぶー文句垂れつつも、ニニーやのえるちゃんと手を組みそうな気がしていて、まったくもって私の勝手な妄想、想像の暴走でしかないのにもうそういうことを考えるとたまらんくてニヤニヤが止まらないよね!
はい。
・オスシちゃんかわいい
『オスシちゃん?なにそれ?』と思われた方は、ぜひともグーグル先生に聞いてみて下さい。画像もたくさん出てきますから。ってか、そうだったのか、久保先生が飼われているわんこちゃんなのね。
かわいい。
オスシちゃん、かわいい。
君だけは、バルゴ共々、そのままの君でいて(どーん)
・そして何よりアニメーション作品として、作画が本当にきれい!
はい。そうなのです。
どんなに魅力的な世界観も、どんなに魅力的なキャラクターも、作画がボロボロであれば、その魅力は半減してしまうかもしれないっ!・・・というのがアニメーション作品の恐ろしいところです!
しかし、この作品に関してはそんな心配はご無用です!
とても、とても丁寧に、久保先生の原作漫画、それを尊重し敬意を払い、アニメ作品として表現する、ということが行われている!と私は感じました。
特に、あるドラゴンが覚醒し、その力を放つシーンの美しさと言うのは。
もう本当に美しくて、美しくて見惚れること必須なのです。
なんだろうなぁ・・・賛否両論はあると思いますが。
やっぱりすべてのアニメ作品の作画は、こうであってほしい・・・と個人的には願うのであります。
はい。というわけで『BURN THE WITCH』の感想を書いてまいりましたが。
簡単に言えばふたつです。
ひとつ、アニメ作品としてとても面白い。世界観、キャラクターの魅力も最高だし、構成としてもとても分かりやすくできているし、絵もきれい。
ふたつ、久保先生のファンならば今すぐ見て。『BLEACH』の雰囲気を感じさせつつ、だけど新しい、久保先生が作り上げられた世界をの楽しむことができますよ。
以上!
うーん、この記事の意味っ!(笑)
はい。というわけで今回の記事はここまででございます。
読んで下さりありがとうございました!