tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2020年夏アニメ感想~その3

はい。と言うことで秋アニメも続々、スタートしていますが、今回は夏アニメの感想です。今回の感想は、2クールもの、そして来年以降に続編が予定されているものの感想でございます。

ではでは、さっそく、スタートでやんす!

 

・『Re:ゼロから始める異世界生活

・・・いやぁ・・・いやぁ・・・いやぁ・・・(笑)。相変わらず面白かったわ。そしてまさか、まさかのヒロインのグーパンで幕を閉じると言う(笑)。いや、まぁ、あの、オットーはもうこれ、ある意味、ヒロインみたいなもんですよ。ユージンでありヒロイン。よってオットーの優勝!そしてパトラッシュ、可愛いよ、パトラッシュ!

ってか個性豊かな魔女たちを演じる声優さんたちの、まー、豪華なこと。またそうしてCVを担当されている声優さん、皆さんのお声、演技がほんとうにひとりひとりの魔女にぴったり過ぎるもんですから、なんかもう、耳も目も幸せでございました。

ってか坂本真綾さんのエキドナは、もうズルい(笑)。可愛いし、チャーミングだし、でもとびきり怖いし、とびきり上辺だけだし、でも『すべてを知りたい』と言う欲の前にはとびきり情熱的だし。なんて魅力的な演技なんだ。ってか坂本さん、こういう人格がちょっと破綻しちゃってるキャラクター演じられると、たまらんな。

 

この作品に限った話ではないのですが、特にこの作品に関しては、本当に声優さんの演技が凄いと言うか、まぁ、作品の性質上、ちょっと他の作品では描かれないような感情などもバンバンと描かれるのでそう感じるのだと思うのですが、本と、もう、『声優ってすごい』としか言いようがない演技を堪能させて頂ける作品だと思います。その中で本当に、本当に、スバル役の小林裕介さんの演技は、もうまさしく魂を削るそれ、と言う言葉がふさわしいものだと思います。ありがとう、小林さん(土下座)。あとあと。ベアトリス役の新井里美さんの演技も、もうめちゃめちゃ泣いた。ベアトリス、まさかこんなにも健気で、こんなにも可愛くて、そしてこんなにも、こんなにも孤独を強いられてきたキャラクターだったとは。

 

ストーリーも本当に面白い。何だろ。個人的には『死に戻りをすれば何とかなる』と言う1期では、ある種の希望になっていたスバルの唯一の能力が、2期では回を重ねるにつれ、勿論、希望でもあるんだけれど、同時にこー、絶望にも成り果てて行っているなぁ、と感じて。そうしてそうにまでなってしまう、スバルの心を蝕んでいる狂気のような感情が、ひしひしと伝わってきて、面白いし、でも同時に怖さも感じました。

 

あと『死に戻り』の後の世界が描かれていたのも、なかなか衝撃的だったなぁ。ってか、そういうとこまでわざわざ見せちゃうあたり、本当にスバルにやさしくない世界だなぁ(笑)。

はい。と言うわけで、続きは来年の1月クールからですか?超絶ヒロイン、オットーとガーフィール、そしてスバル、3人の少年たちの熱い友情が見られるのが本当に楽しみだし、勿論、それ以外にもすべてが楽しみだよっ!

 

・『GREAT PRETENDER』

・・・最終回に、これまでの物語、その1話1話に張り巡らされていたすべての伏線が一気に回収されるのかもしれない。だから1分、1秒たりとも気を抜いて見ることができないぞ・・・と言う思いで見ようとはしているのですが(笑)一方で、どこか肩の力を抜いて楽しめるような、そんなエンタメ作品でもある、と言うのがこの作品の魅力だと、個人的には思っています。はい。いいや、最終回に『まさか、そうきたか!』と騙されるのも、またこれ一興ってもんですよ!(どーん)

 

ってなわけで、こちらは2クール作品。CASEごとにローラン一味、ひとりひとりのキャラクターや過去に焦点があてられるようで・・・と言うことは、ラストCASE4はローランがお当番と言うことになるんですかね。うーん、めちゃめちゃ楽しみ!絶対、女性絡みだよ!キービジュアルにも描かれているっぽいけど、とびきりの悪女とか出てきたりするんだよ!CVはどなたがされているんだろう。めちゃめちゃ楽しみだ!そうして、そのローランの過去に触れた時、エダマメくんが何を感じるのか、どう立ち回るのか、その辺りも非常の楽しみですな。わくわく!

これまでのCASEを振り返ってみると、本当にどの話もバランスが良いんですよね。うん。こー、人間ドラマとしてのシリアスさ、深みのようなものもありつつ、でも『騙す/騙される』と言う面白味、軽快さのようなものもちゃんとあって。それらがどちらに傾くでもなく、いい塩梅で混ざり合っているように感じます。だから見ていて疲れないと言うか、楽しくて、でもちゃんとそれぞれのキャラクターの人生も味わうことができると言いますか。はい。

 

あと声優さんの演技も見応えありますよねぇ~。キャラクターを体現する、そのおひとりおひとりの演技があるからこそ、人間同士の騙し合い、というこの物語にものすごく生々しさや信憑性のようなものが感じられるように、私は感じます。あと、これは前にも書いたと思うんですけど、シンシア役の園崎未恵さんの演技が、たまらないんですよ・・・何だろ、園崎さんと言えば、私の中では勝手に『かっこいい、できる女!を演じられたら最強!』みたいなイメージがあったんですけど。シンシアのそう言う面は勿論のこと、あのお酒に酔っている時の陽気な感じとか、ひとりの女性としての寂しさとか、悲しみとか、そう言うところを表現されている時の演技とかが、もうめちゃめちゃ好き。めちゃめちゃ魅力的。可愛い(どーん)

あと多田野曜平さんとくじらさんは、もうずるい(笑)。このおふたりが演じていらっしゃるキャラクターの正体を知っている身としては、なんかおふたりの、あるいはどちらかのお声がどこからともなく聞こえてきた瞬間『あ、っ・・・』となっちゃって、それがもうずるい(ずるい)

 

さて2クール目。キービジュアルを見ると、CASE4は今までとはちょっと違って、やや緊迫感の増したお話になるのかな、と勝手に予想しているのですが。果たしてローラン一味は何を騙し、あるいは何に騙されてしまうのか。そしてそこからどう、立ちまわっていくのか。めちゃめちゃわくわくしますな!あと個人的には、エダマメくんとアビーちゃんの関係も気になるぞ!

 

・『フルーツバスケット

・・・『呪』と言う漢字に口が入っているのは、とても興味深いなぁ、と思うのです。漢字の成り立ちから見ると違うのかもしれないけど、人の口から発せられる声、言葉、それが呪いとなる、そんなことを意味しているような気がして『フルーツバスケット』の最終回をも見ている時にも、何だかそんなことがずっと頭の片隅にありました。

草摩の人間には十二支の呪いがかけられています。その呪いによって、彼ら、彼女らは、自分の思いを、生き方を封じられています。ただその呪い、その本質は何なんだろう、と思った時、勿論それは十二支の呪い、異性に抱きつかれると変身してしまうとか、そう言ったものでもあるんだろうけれど、実は最も大きいのは、慊人さんの口から発せられるその言葉ひとつひとつによる呪いが大きいんじゃないかなぁ、と思ったのであります。はい。あぁ、あと、慊人さんだけじゃなくて、親、身近な大人から口にされた言葉によるそれ、と言うのもあるな。うん。

 

言葉は確実に聞いた人の心に影響をもたらします。そして影響をもたらされた心では、その影響がポジティブな影響であったならともかく、ネガティブな影響であった場合には、たいてい、人はそのような反応しかとることができなくなります。心が委縮して、弱り、疲れ果ててしまい、その果てにあるのは諦めだと思います。

慊人の言葉に心が怯え、弱り、委縮して、恐怖を感じ。そうして『そうか、慊人の言う通りなんだな』と諦めてしまっていた。草摩の皆が置かれていた状況と言うのは、呪いと言うのはまさしくそう言ったものだった。でも同時、心の奥底、片隅には『でも本当は』と言う、決して諦めきれない願い、望みと言うのもあって、本田透と言う女の子に出会ったことで、皆が皆、それを自覚し始めた。そして皆がそれを本格的に直視して『私は』『僕は』『俺は』こうしたい、と語り始めた、口にし始めた、それが2ndシーズンの物語だったのではないかな、と2ndシーズンの最終回に感じました。

 

誰かから口にされた言葉が心に影響をもたらすのと同じくらいに、自分が口にする言葉が自分の心にもたらす影響と言うのも大きいと、私は思います。怯えながら、委縮した心で、それでも、自分の願いを、思いを、決して殺さずに大切にしてきたその思いを口にした彼ら、彼女らの行く末に、どうか、どうか光がありますように、と願うばかりです。

 

そしてそれと同時、本田透と草摩慊人と言う、多分、この作品の主人公、光と闇の主人公と言ってもいいでしょう(こう書くとなんか急に違う作品みたいになってきたな(笑))ふたりの女の子の本当の願い『私は』から始まる、本当の願いが、希望が、心の奥底で大切に守られてきたそれが、未だ語られていないと言うのがめちめちゃ気になります。

多分、彼女たちが、自分の心にかけられている『呪い』を解き、それを口にした時、口にする時と言うのが、この作品の終わりの時なんだろうなぁ。

 

『私は』『俺は』『僕は』、自分の人生の主役は、いつだって、どんな時だって、たとえ過酷で辛く、悲しく苦しい時でさえも、自分であること。それは、それだけは決して忘れてはいけない、とこの作品から教わっているような気がします。はい。

 

ほんと、もっと早くに出会いたい作品だったけど、でも今、この年だからこそ出会えてよかったと思える作品です。

こちらも来年にファイナルシーズンの放送が予定されているとのことで。それまでにネタバレを踏まずに我慢できるかなぁ(遠い目)

 

何でしょうね。再三、言っているんですが。ここのところ懐かしの漫画たちの再アニメ化が続々とおこなわれていますが、本と、そのお手本となるべきような、本当に原作に敬意を払い、丁寧に、冷静さと熱量を込めて作られている、最高の作品だよなぁ・・・羨ましいなぁ・・・。

 

はい。と言うことで、こちらの3作品の感想で2020夏アニメ、全ての感想がアップできたはずです。

いや、ほんと、視聴した本数としては少ないけれど、なんかどれも心に残ると言うか、ふとした瞬間に思い出して、『あー・・・』と感慨にふけりたくなるような、そんな作品が多かったなぁ。

ここに挙げた作品以外では『宇崎ちゃんは遊びたい!』も2期決定とのことで。

個人的には、その発表をサプライズで受けていた大空直美さんと赤羽根健治さんの喜びようと涙が記録された動画。そしてその動画を視聴した原作漫画の作者さん、丈さんのコメントが、もうめちゃめちゃエモかったです。エモのエモ(どーん)

なんだろう。本と、原作ものがあるアニメと原作の関係は、すべてこうであってほしい、とほんと、心の底から思う。うん。

 

近々、早速と秋アニメの話題も記事にしたいなと思っておりますので、よろしければ卒らもお付き合い下さいね。

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました~。