tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2020年夏アニメ感想~その1

はいっ。と言うわけで、本日は2020年夏クールに放送されたアニメ作品の感想、その1を挙げていきたいと思います。

これを書いている時点ではまだ最終回を迎えていない作品もあったりするのですが、多分、これをアップしている日には、既に秋アニメの放送が始まっている気もするので、とにもかくにも頑張って感想はアップしていきます(何だこの文章(笑))

 

ってな具合で、視聴していた作品本数はさほど多くはなかったのですが、山椒は小粒でもピリリと辛い、心に残る作品が多かった夏クール作品。

まずはこちらの3作品の感想でございます!

 

ではでは、早速スタートです。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

・・・何、この可愛いいきもの(どーん)。はい。と言うわけで、足掛け7年かけて、堂々の3期を持ってシリーズ完結、となったわけなのですが、もう最終回は、その7年があったからこそ、くったくったになるまで煮詰めて、凝縮された何かが爆発したような、ただただ八幡と雪乃ちゃんが可愛くて、可愛くて、本と、平塚先生じゃないけど、古いと笑われてもかまうもんか、リア充、爆発しろ!(どーん)。

はい。そんな具合で、いや、ほんとね。失礼承知かつ語弊を恐れずに言えば『これだけの物語』だったわけで、多分、やろうと思えば1クール、12話、原作小説で言えば5巻くらいで終了させることができる内容だったと思うんです。うん。

 

ただその内容を、登場人物たちがただただ真面目すぎて、不器用過ぎて、鈍感で不器用過ぎて、そして何より優しすぎる、ただそれだけで、でもそれ故に、そこを頼りに、真正面からあの年代、そしてこのキャラクター達だからこその『青春』を丁寧に描き上げた、そうしてアニメでは3クール、原作小説では短編除けば14巻ですか、そこまでの物語に仕上げた、と言うのが、もう私としては渡航先生、すごいわ、とただただ感服です。はい。

ねー・・・ほんと。でもそうして彼と彼女たち、あるいは彼と彼女たちを取りかこむ少年、少女、大人たちが積み上げてきたひとつ、ひとつのその積み重なりと言うものが、最終話では見事に結実していたようで、胸が熱くなる思いでした。

 

あと3クール目で言えば、とにかく柚木涼香さん演じる平塚先生が、めちゃくちゃよかった。本当に八幡との、教師と生徒と言う関係なんだけれど、でもそれよりも少しだけ踏み込んだひとりの人間と人間同士の関係と言うものが滲み出ていて。本当に平塚先生は、八幡のことが心配で、でも八幡のことを信じていたからこそ、八幡に対する思いもひとしおだったんだろうなぁ、と言うのが、柚木さんの演技からは伝わってきました。平塚先生の無理強い・・・と言うか、お目付けがあったからこそ、八幡は奉仕部に入部したわけで、いわば平塚先生は、この物語の始まれり、きっかけをうみ出してくれた人なんだもんなぁ・・・うん。本と、だからこそ、物語の最後となるこのクールで、平塚先生の描写がとても多く、そして最後に去りゆくあの姿と言うのは、印象的でございました。

 

振り返ってみれば、本当に何て不器用で、何て素直じゃなくて。でこぼこで、そうなる必要なんてどこにもないのに傷ついていて。何だかかっこ悪いなぁ、と笑いたくなるような気もするけれど、だからこそ、とても、とても愛おしい物語だったなぁ。

そうして時間をかけて、その物語のすべてを演じきることができた、と言うのは、各キャラクターを担当されていた声優さんたちも、本当に、本当に役者冥利に尽きる、嬉しいことだっただろうなぁ、と思うのであります。はい。

どうぞ末永くお幸せに!(と書きつつ、個人的には、ツイッター上で見た、平塚先生と八幡がくっついて、結婚して、子どもをもうけたと言う漫画が、めっちゃツボで、ついでに言えば、どこかに戸塚ルートのファンアートもないものか、と検索しそうになっている自分がいてちょっと怖い(どーん))

あるよね!戸塚ルートの薄い本!(どーん)

いやいや。何はともあれ、本当に素敵な物語をありがとうございました!大、大満足の物語、そして最終回でございました!

 

・『デカダンス

・・・いやぁ。こちらも胸熱のラストでしたな。うん。ってか、本当、物語としてよくぞここまで書ききったなぁ、と思ったのであります。真実を知ってなお、そこからナツメちゃんやカブラギが『どう生きたい』と望むか。そしてそれをどう、形にしていくのか。物語の序盤で世界の大きな秘密をあっさりと暴いてしまい、そして中盤でその秘密自体を壊してしまうと言う行動に出る、と言う構成には本当に驚かされたし、でもだからこそ、『どう生きたいのか』『どうありたいのか』と言う登場人物たちの気持ち、その結末を見届けることができた作品だったなぁ。

 

あとなんでしょ。今の、この時期に放送されているのはおそらくは単なる偶然でしかないのでしょうけれど、それでも大きな変化の中にある世界、その中で起こっている事も、でも実は単にシステムの一環でしかない、と言うようなセリフは、本と、今のこの世の中、コロナで揺れに揺れて、ありとあらゆるものが大きく変わろうとしているこの世の中をあらわしているような言葉のように思えて、ちょっとびっくりしました。そうしてだからこそ、その中にあっても『何をなしたいか』『どう生きていきたいか』と言う気持ち、それを持ち続けることが重要なんだろうなぁ、と。

そして『世界にバグは不要です』と言う言葉も、なんか、うん。今の時代の、こー、排他的な一面をあらわしているように思えて、いろいろと考えさせられた言葉です。

 

とにかく作品として骨太な人間ドラマとガドルとの圧巻の戦闘シーン、その融合が気持ちよくて、最終回はまさしくその集大成のような作りで、大満足。

そうしてその中で、ただただナツメちゃんとの思い出だけを思い出し、リミッターを解除するカブラギの姿、と言うのが、もう何か何だろ、愛おしすぎて、切なすぎて、泣けた泣けた・・・何だろうな。カブラギにとってナツメちゃんと言うのは、本当にもう、希望の塊だったんだろうな。そしてそこから来る、尊敬と、愛情の対象だったんじゃなかろうかな、と。

だからこそのあのラストですよ。ナツメちゃん、すっかり美人さんになっちゃって。うふふ。あぁ、あの先の、ナツメちゃんとカブラギの物語を見てみたい。あかん、いろいろ想像すると萌えが止まらん(にやにや)

あーしかし、本と。立川譲さんは私好みの作品ばかりを作られるなぁ。次はどんな作品を手掛けられるのか。早くも楽しみでなりませんよ!

 

・『SAO アリシゼーション War of Underworld

・・・全4クール、長きにわたる物語、ついに終幕でございます。と言うわけで、その割にあのラストはあっさりしすぎてやしないか、とちょっと拍子抜けのような気もしたのですが、まぁ、逆にあれくらいあっさりとしていた方がいい気も(どっちだよ)

うーん。そうだなぁ・・・全4クールだからこそ、の面もあった半面、4クールも尺をとったが故に、と思わざるを得ないような、ちょっと間延びしたような感が拭えないのも事実で、特に4クール目、夏アニメとして放送された部分の、キリトが目覚めるまでのあの一連のぐだぐだ感と言うのは、ちょっと見ててしんどかったです。はい。

土台無理なことを言いますけど、やっぱり4クール、ぶっ続けで放送して欲しかったなぁ。間が空いてしまった分、どうしてもなんか、面白いところ、面白いところで分断されてしまった感が拭えない・・・いや、まぁ、4クール枠、確保できただけでもすごいことなんだろうけれど。はい。

 

間延びした感はぬぐえない、でもその一方で、人間と人間ではない、でも人間に限りなく近い存在、それぞれが住む世界と、それぞれが出会うことの意味や素晴らしさ、そう言ったことは、特に最終回付近でいろいろと考えさせられました。

アリスたちは厳密に言えば人間ではなくて、でも確かに彼女は、彼女たちは生きていて、そうして生きてきた世界がある。そうした彼女たちと、じゃあ、私たち人間と、私たちが生きている世界の間には、どんな違いがあるんだろう、とか考えると、何か頭がこんがらがりそうで(笑)。でも、アリスたちが生きてきた世界、そしてアリスたちが、ユージオ達が、それ以外のたくさんのキャラクターたちが繰り広げてきた物語を知っている身としては、そう言うことを考えると胸が締め付けられるような思いもするのであります。はい。

そう言うことを表現したような、人間であろうと、そうでなかろうと、『自分自身は何者か』と強く問うているような歌詞『魂の色は何色ですか?』から始まるReoNaさんの『ANIMA』は、4クール目、物語の最後に相応しいOPだったなぁ。

 

と言うわけで、まずはこの3作品の感想を書いてまいりました。

『やはり俺の』と『SAO』に関しては、本当に長きにわたる物語が結末を迎えたと言うこともあって、なんか感慨もひとしおですね・・・。

そして『SAO』に関しては、また新たなアニメシリーズの制作が決定したとのことで・・・いやぁ・・・その人気は本当に衰えるところを知らないよなぁ。

 

一方の『デカダンス』は完全オリジナルアニメ作品と言うことで。本と、オリジナル作品だからこその、作り手のやりたいことと、熱い思いが込められていた作品だったように思います。やっぱり1クールに1、2本は、こういう作品があって欲しいですよね。

あと私『幼女戦記』は視聴していなかったのでアレなんですが、制作会社のNUTは、素晴らしいお仕事をしてくれる制作会社さんですね。今のところ作品としては劇場版の『フリクリ』そして『幼女戦記』と『デカダンス』のみですが・・・この制作会社が手掛ける、ごりっごりに動く重厚なアクション作品、バトル作品、見てみたいわぁ~。

 

と言うわけで、その他の作品の感想も近い内に挙げたいと思いますので、引き続き、お付き合いいただけると嬉しいです。

ではでは。今回の記事はここまでです。

読んで下さりありがとうございました~。