tsuzuketainekosanの日記

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映画『刀剣乱舞-継承-』見たよ!~その感想

タイトル通りの記事です。

いやはや、ありがとうアマゾンプライム・・・。

 

そんな具合でまぁ、いつも通り、好き勝手なことを感想として書いていきますが。

あのー、あれ。

これはあくまで私個人の意見です。またそういうふうにとらえられそうな文章になってしまっているかもしれませんが、私としては『○○だから悪い』とか『○○だから良くない』と言う具合で語っているつもりは毛頭ないことは、あらかじめ書いておきたいと思います。

そんなふうにとらえられてしまっていたら、それはすべて私の文才と語彙力が無いのが原因です。はい。

なのであらかじめ、そんなつもりはないと言うことはお伝えしておきますが、それでも読んでいて気分を害された、と感じた方は、どうぞ、そっと画面を閉じて下さるようお願いいたします。はい。

 

ではでは早速、感想です。

 

刀剣乱舞』って元はゲームだったけど、いまやアニメ、舞台、ミュージカル、漫画、と色々なコンテンツに発展していますよね。

で、私がその中で触れたことがあるのはアニメと、前に一度だけ配信で視聴したミュージカルだけなのですが、今回の映画を見て改めて感じたのが、『あぁ、『刀剣乱舞』と言うのは、作り手の数だけ、それが存在するコンテンツなんだな』と言うことです。

 

ここで言う作り手さんと言うのは、映画で言えば監督さんや脚本家さんは勿論のこと、役者さん含んでいます。そしてこの映画に関しては、生身の人間である役者さんが刀剣男士を演じることの面白さのようなものを、本当に味あわせてもらったと言う感じです。はい。先程も書いたのですが、私は舞台もミュージカルも、ビジュアルや情報などでは知っていますが、ほとんど見ていない人間なので、本当にこの、役者さんが刀剣男士を演じる、そこから発生する『刀剣乱舞』のコンテンツの多様性や多彩さを受け入れる土壌の広さのようなものを、ひしひしと感じたのであります。

 

新しい、と思ったんです。映画に登場する刀剣男士たち、ただしただ一人の刀剣男士は除くのですが、に対して、私は、新しい、と思ったんです。ゲーム『刀剣乱舞』で、そりゃもう長きにわたり我が本丸で活躍してくれている、そして審神者として私もそれなりに知っている刀剣男子たちのはずなのに『あ、新しい』と思ったんです。『私が知ってる刀剣男士だけど、でも、私が知らない、新しい刀剣男士だ』と。

 

たとえば日本号さんです。演じられていたのは岩永洋昭さんなのですが、もう、ただただかっこよかった。気前が良くて、ざっくばらんとしていて、ノリも良くて、でも決めるところは決める、そう言うところは私の知っている、ゲーム『刀剣乱舞』の日本号であって。でも私が知らない日本号の一面と言うか、そう言うところもあって、『あぁ、新しい日本号だ。岩永さんが演じられている日本号だ』と思ったのです。

 

ってか、岩永さん、かっこ良すぎやしないか?(どーん)。

しゅき(告白)

 

で。岩永さん演じる日本号以外の刀剣男士にも、こういう思いを抱いたわけなのですが、これはもしかしたら私が声優さん好きで、『刀剣乱舞』の刀剣男士に対しても、声優さんの演技やその声のイメージを強く持っている部分があるからかもしれないです。

 

当たり前ですが、ゲームで刀剣男士を演じていらっしゃる声優さんと、今回の映画で、あるいは舞台やミュージカルなどで刀剣男士を演じていらっしゃる役者さんと言うのは、違う方です。当然、演じる役に対するアプローチも異なり、何より声が違うわけですから、そう言うところもあって『新しい』と私は感じたのかもしれないのです。

 

新しい刀剣男士たちは、でも、とてもそれぞれ『新しい』魅力を私に見せつけてくれていて、いや、本当にかっこよかったです。制作陣、そして役者の皆さんがゲーム『刀剣乱舞』やそこに登場する刀剣男士たちに敬意を持ったうえで、『新たな』刀剣男士像を作り上げ、そして演じて下さっていたのがひしひしと感じられたのもとても嬉しかったし、『あぁ、どのコンテンツでもそうなんだろうな。だから舞台も、ミュージカルも、たくさんの支持を得ているんだろうな』と思ったのであります。

 

うん。いや、これはほんと、自分の推し刀剣男士、出て欲しいなぁ、と思うわ。

ゲームの中の刀剣男士たちが、本当に人間の姿として、そこに存在して、喋り、動く。

知っているけれど、でも『新しい』刀剣男士としての姿がそこにある、と言うのは、本当に感動的ですらありましたよ。ええ。

 

てか衣装も、ほーんとうに、本当に凝りに凝っていて、細部までちゃんと再現されていて、感動したわ。

 

で、です。

そんな中にあってですね。

先程も書きましたが、ただひとりだけ『新しい』と感じなかった・・・と言う書き方は少し語弊があるのかもしれないですが、とにもかくにも、ひとりだけ、そんなふうに感じた刀剣男士がいまして。

 

それが鈴木拡樹さんが演じられていた三日月宗近です。

 

あのですね。何に度肝抜かれたかと言うと。

鈴木さん演じる三日月宗近が、作中で第一声を発した瞬間です。

私『!?』となりまして。

その声、口調が、あまりにも、あまりにも鳥海浩輔さん演じる、ゲーム『刀剣乱舞』の三日月宗近、そのものだと感じたので。

『え!?なに、え?もしかして、これ、鈴木さんの演技に鳥海さんがアフレコしてる?』と割と真剣に思ったくらいに(笑・冷静に考えたらそんなはずがない)

 

何と言うか、鈴木さんの三日月宗近だけは、ゲーム『刀剣乱舞』に登場する三日月宗近そのものであって、私の中では、他の刀剣男士に対して感じた『新しい』と言う感じがしなかったんです。

 

もう声、口調、身にまとう雰囲気、全身から発するオーラ、その存在感、あるいは役割、その全てが、もう私がゲーム『刀剣乱舞』で知っている、三日月宗近のそれ、そのものだと、心底、感じたのです。

 

三日月宗近以外の刀剣男士には『知っている。だけど新しい』と感じ、だけど三日月宗近にはそれを感じなかった。私が知っている(いや、こんなふうに書くと『お前が三日月宗近の何を知っているんだ!』とツッコミを入れられそうですが。はい)ゲーム『刀剣乱舞』の、何と言うか、オリジナルの三日月宗近そのものが、そこにいた、と言うか。

 

だからこそですね。

やはり三日月宗近は異質なのだな、と思い知らされたと言うか。

 

これはあくまで私の勝手な推論なのですが。

数多くいる刀剣男士たちの中にあって。そして数多くの役者さんたちが、まさしくその体と心で演じられてきた刀剣男士たちの中にあって。

 

三日月宗近と言う刀剣男士だけは、刀剣男士としてキャラクターとして、一切のブレが許されていない存在なのではないのかな、と思ったのです。

そう言う意図が制作陣、そして役者陣、鈴木さんの中では共有事項となっていて、だからこそ、『新しさ』を感じさせる刀剣男士たちの中にあって、あの異質な三日月宗近がそこには存在していた、と言うか。

 

はい。そしてだからこそ、その三日月宗近を任されている、そして舞台、今回の映画で、あそこまで異質に、だけどこれ以上ないほど三日月宗近を体現された鈴木さんと言うのは、本当に全幅の信頼を置かれている役者さんであり、またとんでもない、何と言うか表現力とか、演技力とか、そう言うものを兼ね備えた役者さんなのだろうな、とひしひしと感じました。はい。

 

何だろ。ここで私がミュージカルや舞台にも詳しくて、ミュージカルで三日月宗近を演じている黒羽麻璃央さんの演技についても語れるくらいに知っていたら、もっと深みのある感想文も書けたのでしょうが・・・す、すまない。あいにく、知らないものなので、今回はあくまで映画の、鈴木さんが演じられた三日月宗近に関してのみの感想のみです。ほんと、すいません。

 

あのー、あれ。鈴木さん、と言うか、もはや三日月宗近そのものでしかない鈴木さんを映画で見て思ったのは、鈴木さんって、色がない役者さんだなぁ、と。

 

これを機に今、ネットで鈴木さんのことを検索していたりするのですが、なんか、たとえば演じられている役柄を見てみても、『おいおい、ふり幅でかすぎんだろ・・・』と思わず突っ込みたくなってしまったくらいだし、出てくる写真、何枚か見比べてみても、いい意味で(これは本当にいい意味でですよ)、鈴木さんとしての個性がなくて、だからこそ、キャラクターとしての造詣が完璧なまでにできあがっていて、もう驚嘆でした。はい。

 

てかアニメの『どろろ』で、鈴木さんのお声、その声での演技を多少なりとも聞いてきた、触れてきた身としては、今回の映画での三日月宗近ボイスと口調には、本当に度肝抜かれたのですよ。ええ。

 

凄いな(語彙力よ・・・)

 

鈴木さんが色々な作品の、色々なキャラクターを演じられているのも頷けると言うか。単にイケメンとかそう言う言葉では片付けられない、鈴木拡樹としての個性を、色を完膚なきまでに消して、そのキャラクターを、自分の体と声で存在させてみせる、その力と言うものは、そりゃ、特に2.5次元の舞台にとっては本当に本当にありがたい力だと思うし、役者さんとしても本当に稀有な力を持った方なのだなぁ、と思ったり。はい。

 

ってかあれかなぁ。鈴木さんに関しては、三日月宗近の役割・・・と言うか、『刀剣乱舞』の核心に触れる部分とかを、少し、聞いてらっしゃったりするのかな・・・。じゃないと、あそこまで三日月宗近になりきるのって、難しいような気がするんだよなぁ・・・。

 

おっと、気が付けば映画の感想と言うよりも、鈴木さんの演技の感想になってしまっているぞ・・・はい。

 

と言うことで、各役者さんが演じられた刀剣男士、そして三日月宗近を演じられた鈴木さんの素晴らしさは語り尽くしたとして(いや、本当はもっと語りたいけど!)、ここからは映画のその他の見どころなどを手短に語っていきますね。

 

まずストーリーですが、これまた非常に面白かったです。いくつかの謎がちりばめられていて、終盤に行くにつれてその謎が解き明かされていくと言う、ミステリーのような作りになっているので、本当に時間を忘れて物語の世界に没入することができます。

大まかなストーリとしては、織田信長の死、と言うのがひとつのキーワードになっているのですが・・・成程、そうきたか、そう言うわけだったか、と真相が明かされた時には思わず、にんまりしてしまいましたよ。いいなぁ、何と言うか、創作物においては歴史に対してこう言う解釈もできるよね、と言うひとつのお手本のようなストーリーになっていて、こういうのは個人的には大好物です。はい。

 

歴史とは何か。大きな目線で、尺度で語られがちなそれだけれど、でも、そこには確かに武将であろうと、戦地に散った一兵であろうと、あるいは日々をつつましやかに生きてきた民であろうと、人の、あまりに儚い、だけど確かな生が、日々があった。

その美しさと、悲しさと。それをただ見守るしかなかった刀剣の、人の姿となって初めてその胸によぎったのであろう様々な感情が、なんか胸にぐっとくる、そんなストーリーとなっております。はい。

 

ちなみに織田信長山本耕史さん、豊臣秀吉八嶋智人さんが演じていらっしゃいます。山本さんの演技は、とにかく重厚、そして、何と言うか、やはり信長も人の子であり、人並みの感情を持ち合わせていたのだな、とそうした悲しみと、それでも、それをも飲み込みあの結末を自ら選択した、その人離れした強靭な精神力のようなものを感じさせる演技だな、と私は思いました。

だからこそ、とでも言いますか。秀吉を演じられた八嶋さんの演技は、もう自由と言うか、楽しそうと言うか(笑)。なんか、こー、秀吉と言う人間のコミカルさと、こー、どこか狂人めいた部分と言うのが、八嶋さんの演技からは感じられたなぁ。

 

刀剣男士を演じられた役者さんの演技は勿論ですが、このおふたかたの演技と言うのも、作品をぐっと引き締めて下さっていて、本当に見ごたえたっぷりですよ!

 

それから感動したのは、敵さん、時間遡行軍の造形とか、迫力とか。そう言ったものがめちゃめちゃリアルに、だけどどこか現実離れした存在として表現されていたと言う点です。いやぁ、ほんと、かっこよかった、時間遡行軍さん。でかいんだよ(語彙力どこ行った)。そしてずっしり感が伝わってくるのだよ。だから何と言うか、日本号さんとか、打刀くんたちが立ち向かっても絶望感半端無いのに、不動君なんかが立ち向かうと、なんかもう本当に絶望感しかないと言うか。

この時間遡行軍の造形にも、制作陣の『刀剣乱舞』の世界観を壊してはならぬ!と言う敬意と、制作に携わるプライドのようなものを、私は感じました。はい。

 

あと物語のラストでは、これまたあっ、と驚くような仕掛けも炸裂しています。成程・・・こうきたか・・・くふふ(にんまり)。ネタバレになるので何とも言えませんが、本と、あの瞬間、見覚えのあり過ぎるアレに『あぁ、やっぱり君も(以下自粛)』とにんまりしてしまいました。ふふ。

また審神者に関する、あっと驚くような展開も待ち受けております。このあたりは映画のタイトルにある『継承』と言う言葉が、ひとつのヒントになったりするのかな。とにもかくにも、その審神者と刀剣男士たちが絡む映画のラストと言うのは、もうほんと、癒やされる。ただただ癒される。

 

あとな。

戦闘シーン、かっこいいんだわ。

で、刀剣男士たちが傷ついたり、疲労したりするんだけどな。

 

たまらんよ(どーん)

 

イケメンが傷つき、疲弊し、それでもなお、敵に立ち向かう姿。

 

たまらんよ(どーん)

 

はい。

と言うことで、ざっと映画『刀剣乱舞-継承-』の感想を書いてまいりましたが・・・うーん、これは岩永さんや鈴木さん以外の役者さんの演技に関しても書きたいなぁ。

映画に関しては続編の制作も決定しているとのことで。

こちらも楽しみですね。次はどの時代の、どの出来事が描かれるのかなぁ。

どの刀剣男士が登場しても、またそこに『新しさ』を感じることができるのでそれはとても楽しみですが・・・やっぱり推しの刀が活躍している姿、見たいよね。うふふ。

いや、戦闘シーンが本当にかっこいいんだわ。ほんと。

 

はい。と言うことで、以上映画『刀剣乱舞-継承-』の感想でございました。

読んで下さった方、ありがとうございます!