2020年春アニメの感想~その1

と言うことで、もう少ししたら夏アニメがスタートされるわけですが、その前に、2020年春アニメの感想記事をアップしておきたいと思います!

 

いやぁ、2020年春アニメは、本当に新型コロナのせいで大変なクールとなりましたが、それでもそれに負けじとするエンタメの力を見せてもらったような、とても印象に残るクールになりましたね。

何と言うか、普段、何げなく、それこそ当たり前のようにして視聴していたアニメ作品と言うのは、だけど、当然のことながら、平穏な生活、平穏な情勢があってこそのものなんだなぁ、と言うのを本当に思い知らされたような気持ちであります。うん。

 

本当、アニメを視聴できるってありがたいことだよ・・・。

 

そんな具合で個人的には過去最少数の視聴作品だったわけですが、いやいやそれでも、本当にどれも印象に残る、そして面白い作品ばかりだったような気がします。

では今回はその1、まずはこの4作品の感想でございます!

 

・『LISTENERS』

・・・なんだろう。2クールでは長すぎた、冗長になっていたかもしれないけれど、でも個人的には2クールあっても良かったのでは、いや2クール欲しかったな、と言う気持ちがとても拭えなかった作品でございます。はい。

と言うのものですね。やはり途中から、ちょっと急いでいる感を強く感じたこと。そして魅力的なキャラクターがたくさん登場するのに、そのキャラクターたちのほとんどが1話のみの登場だったことと言うのが、とても勿体ない、残念な気がしてしまって。しかもそのキャラクターたちを演じている声優さんたちの演技と言うのも、ほーんとに、そのキャラクターとして作品を彩って下さっていただけに、なおのこと、そう言う思いを強く感じたのですよ。

 

何より7話からの展開が、少なくとも私にとっては『おっ?1話、見逃した?』と言うくらいに、とにかく急展開だったのですね。で、しかもそこで描かれていたニルとリッチー、ライドの物語と言うのが、本当にもっと掘り下げて欲しかったなぁ、と。あるいはそこからなだれ込んでいって、登場してきたサリー、トミー、エース元帥の物語ももっと見て見たかったし、何なら『語られない方が粋ってもんじゃないですか!』と言う気持ちもわかるんですけど、でもやっぱり、もっとジミの物語も見てみたかったのですよ。うむ。

で、最終回はまさしく、エコヲとミュウ、2人が旅の中で出会ってきた人たち、その人たちの想いのようなものが色濃く描かれるわけですが、なんか7話からの急展開だと、どうしてもこの流れも急すぎると言うか。あー、もっと、もっとエコヲとミュウ、彼らの旅路の物語が色濃く描かれていれば、もっと胸に来ただろうになぁ、と思ってしまったのです。

 

とまぁ、これはあくまで私個人の感想なのですが。はい。とにもかくにも、個人的にはめちゃめちゃなんか、こー、2クールじゃなくても、もう4~5話あったら、もっともっと、もっとミュウとエコヲの旅路の意味、そこで出会ってきた人たちの物語やその人生が輝いたんじゃなかろうか、と言う気がしてならない作品でございました。はい。

でも本当に、何か、清々しい作品でした!自分の知らない世界へ、勇気をもって飛び出した少年と、何も知らなかった少女が、全身全霊で世界を知って、様々な感情と出会って、世界を変えた。その力強さと言うのが、もう本当に眩しい!(どーん)

 

・『波よ聞いてくれ

・・・最終回でも改めて思ったよね。中原、ずるいよ、と(どーん)。いやほんと、マキエさんの気持ちもわかるわ・・・中原のような男は、ある意味、女性にとっては最大に厄介だわ・・・ほんとに・・・。

 

はい。そんな具合で、いやぁ、本当に面白かった!ひょんなことからラジオ、と言う媒体に携わることになってしまったミナレ、その彼女の奮闘、そして彼女がぶちまける思いの丈を通して、登場人物たちの人生が、思いが、その人から語られるのではなく、ミナレを通して視聴者にそれとなく伝えられる、と言う印象がもう最高でした。お仕事アニメであり、人生アニメであり、同時に、とても濃密な、日々を一生懸命に生きている人たちの物語を描いた作品であって、いやぁ、なんかこー、1作品で色々な楽しみを味わえる作品だったなぁ、と思います。はい。

 

そして何よりミナレを杉山里穂さんが演じられた時点で、もうこの作品、成功なんですよ。いやほんと。よくぞまぁ、杉山さんをキャスティングして下さったよ・・・本当に、本当にもう、素晴らしいとしか言いようがないくらいの演技、ミナレでした。

何と言うか、本当に杉山さんの演技は、ミナレの人生を余すことなく表現していて、ミナレと言う女性の、人間の存在感に本当に説得力を持たせていて。日々、迷い、奮闘し、失敗し、落ち込み、それでも立ちあがって、いや立ちあがらざるを得なくて、そこからまたとにかく日々を奮闘して、自分の人生を生きていく、そのミナレの姿と言うのが、杉山さんの演技によって本当に活き活きと伝わってきて。魅力的なミナレと言うキャラクターが、更に杉山さんの演技によって魅力的になっていたように思いますし、そうやって自分の人生を能動的に生きていこうと奮闘するミナレの姿には、本当に元気をもらいました。あとラジオでの語りも、ほーんと、もういい意味で鳥肌ものでした。

そしてミナレを囲むキャラクターたちを演じていらっしゃった声優さんたちの演技も、渋くて、こー、作品の空気を言葉ひとつでぎゅっ、と引き締めたり、あるいはほんわかと癒したり、と本当に良かったよなぁ・・・。最終回、ミナレに変わってブースに座った茅城まどか役の大原さやかさんの演技には、もう、もう職人技の極致を目の当たりにしたような心境でございました。はい。

 

最終回ではラジオ、その媒体が持つ力強さのようなものが描かれていましたが・・・なんかわかるなぁ。数年前の台風でテレビが2日ばかり見られなかった時、ラジオの存在にどれだけ助けられ、そして安心感のようなものを覚えたことか。良いですよね、ラジオって。声だけの媒体なのに、なんだかとてもあたたかくて、とても親しみを感じやすい、そんな存在だと私は思うのです。

 

・『B・N・A』

・・・正直、こちらもあと2~3話あればなぁ、と言う気がなきにしもあらず。個人的には、もっと話が広がるのかな、と思っていたので、なんかTRIGGER作品にしては、おとなしかったなぁ、と言う印象が(笑)。

いやでも、最終回の20分過ぎからの展開は、まぁ、熱かった、熱かった。作画も、絵の動きも、そして演出も、登場人物たちの台詞も、なにもかもがTRIIGER節炸裂!と言う感じで、本当に熱かったです。

他人の価値観には惑わされない。自分ことは、自分の幸せは、自分の望むことは、自分で決める。絶対に他人にはカテゴライズされたりなんかしない。されたとしても、絶対にそれに従ったり、惑わされたりはしない。そうしたみちるのメッセージ、言葉の強さ、熱さと言うのが、もう諸星すみれさんの演技力も相まって、本当にずくずくと胸を穿つような力強さでした。

 

何だろうな。なんかこー、今の社会に向けたメッセージ性も色濃い作品だったように思います。勿論、そんなことはないのかもしれないけど。何と言うか、こー、灰色を許さない、今の社会の風潮と言うか、流れ、『黒』か『白』どっちかじゃないとダメ!とか、あるいは『黒』か『白』どっちかじゃないと安心できない、と言うような流れや考えに対して、『本当にそう?』『みんなが、とか、社会が、とかじゃなくて、『君自身』はどうしたい?どう思う?』と投げかけてくるような。そんなメッセージを作品から、そして特に最終回らは強く感じたのですが、さて皆さんはいかがですか?

 

諸星すみれさんの演技は言うまでもなく、細谷佳正さん演じる大神さんも本当にかっこよかったし、細谷さんボイスの迫力が存分に生かされていて、私はもう大満足でございました。そしてアラン役の石川界人さんは、いやぁ、ほーんとうに、こう言う役の、こういう演技をやられても、本当に巧いよなぁ、と。簡単に言ってしまえば、アランは『悪役』だったわけなのですが、何でしょうな、本と、石川さんにはもっとこう言う役をやっていただきたい。個人的には石田彰さん、櫻井孝宏さんに次ぐ『『僕を信じて欲しい』と言う言葉が胡散臭く響いてしまう役』をやらせたい声優さんです(笑)。それから長縄まりあさんね。いやぁ・・・個人的には、もう驚きでした。こういう演技もされるんだ、と。こんな引き出しも持たれていたんだ、と。可愛らしい声を活かした幼い女の子の役が多い印象だったけれど、いやぁ、長縄さんにも、こういった感じの役を、どんどんと演じて頂きたいなぁ。

 

あ、あとあと。浪川大輔さん演じるピンガ、めっちゃかっこよかった。なんか男のロマンっ!って感じがしました。そしてジャッキー演じた藩めぐみさんの演技も、本と、もうさすがと言う感じでした。

 

・『かくしごと

・・・ラストな、こんなん、泣くわ。泣くわ(どーん)。『コメディ時々シリアス』と言う感じだったこれまでの流れを覆すような、そこれまでの話の中でちりばめられていた謎を回収していくようなシリアス一辺倒な流れ。そしてまさか、まさかの展開に『え、よもやこのまま、こんな悲しい、切ないままで終わっちゃうの?』とひやひやしていたのですが・・・いやぁ、良かった。ラストはこの作品らしい、そして久米田先生らしいコメディタッチ、明るく楽しく、そして何よりも、何よりも幸せに幕を閉じて、本当に良かった。はい。

 

いやぁ・・・しかしニコ生のコメントにも溢れていましたが、『行け!!南国アイスホッケー部』を知る人間としては、本当に同一人物の作品なのかと、割と真剣に思ったり思わなかったり(笑)。『かくしごと』と言う作品で、初めて久米田先生のことを知った方は、ぜひとも『行け!!南国アイスホッケー部』を読んでいただきたいです。ほんと。うふふふふ(笑)

 

はい。と言うわけで、最終回。可久士が失われていた記憶を取り戻すシーンと言うのが、もう本当に演出して秀逸で。こー、背景が色づいていくんですよね。うん。と言うか最終回は、本当に光と陰とか、無色と有色とか、そう言うので登場人物たちの心情を語ると言う演出が本当に冴えわたっていて、だからなおのこと、登場人物たちの想いが胸に迫ってきました。

そうして思い出された可久士の記憶。それは日々のささやかで、くだらないかもしれなくて、でもとても愛おしくて、一生懸命、生きてきた証のようなものでもあって。そうした中ではぐくまれてきた確かな絆と言うものが、最終的には可久士自身をすくいあげるようにして、記憶を取り戻すきっかけとなったと言うのが、もう最高。最高に温かかったです。はい。

 

何より本当に、本当に父が娘を愛する、思う気持ちと言うのが、もう本当に、神谷浩史さんの演技からはひしひしと、だけど自然に伝わってきて。なんだろ、前にも書いたかもしれないんですけど、私の中でのベストオブ神谷さんは『Fate』のわかめこと、間桐慎二なんですけど・・・いやぁ、当然のことながら、わかめとはまた違ったベクトルの最高の演技をこの作品では見せて頂いたような。そして娘、姫ちゃん役を演じられていた高橋李依さんの演技の破壊力と言ったらね。ほーんと。可愛いのは勿論なんだけど、幼い子どもながらに気を使う様子とか、頭を働かせた結果、見当違いの方向に物事をとらえてしまう感じとかが、もう本当にリアルで、毎回、きゅんきゅんしたり、切なくなったりでした。そして18歳編での成長した姫ちゃんの演技、だけどそれでも彼女もやっぱり、ただただ父親のことを思っていると言う、その思いが吐露されるシーン、最終回の18分過ぎだったかな、のセリフ回しには、もう涙、涙でした・・・はい。

 

また可久士と姫ちゃんを取り囲む人たちを演じていた声優さんたちの演技も、皆さん、いい味を出されていたなぁ~。こうした人たちの存在があったからこそ、こうした人たちと後藤親子が、日々、ささやかに、だけど確かな絆を築き上げてきたからこそ、あの最終回を迎えることができたんだよなぁ~・・・・あぁ、ほーんと。胸がじんわりと温かくなるような、極上のハートフルコメディだったなぁ・・・。なんだろ、作画も綺麗で、普段、あまりアニメを見ないと言う人にも、本当におすすめしたい作品だと思いました。

 

はいっ。と言うことで、その1はこの4作品の感想を記事にいたしました。残りの作品の感想も、最終回を視聴次第、アップしたいと思います。

 

ではでは。今回はここまでです。読んで下さりありがとうございました~。