さて。少し前に発表された『鬼滅の刃』の劇場版の予告編、ご覧になりましたか？
せっかくYouTubeの貼り付け機能の使い方を覚えたので(笑)、公式さまから公開されているそれ、貼り付けておきます。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 予告編第１弾 2020年10月16日(金)公開
2020年10月16日公開予定ですか・・・うーん、ほんと、それまでには、多少なりでいいから状況がマシになっていることを祈るばかりですよ・・・。
はい。で、今回公開された予告編。相変わらずのufoクオリティ、BGMの素晴らしさ、煉獄さんの熱さ、かっこよさ、ここに来てなおまったく『あのキャラクター』の片鱗すらうかがわせない作りになっているなどなど、公開に向けての期待がいやがうえにも高まる予告編なのですが。
いや、何と言ってもね。何と言ってもですよ。魘夢ですよ。CV平川大輔さんですよ。
素晴らしくね？(どーん)。
テレビアニメの最後の方でもちょこっと出てきてて、その声、演技を聞いた時には本と、ぞわっ、と良い意味で鳥肌が立つくらいの衝撃を受けたんですけど、今回の予告で改めて平川さん演じる魘夢を聞いて・・・もう、ちょっと、あまりにもぴったりなキャスティング、そして素晴らし過ぎる演技に、わけのわからない薄ら笑いを浮かべるしかない、という状況に陥っている私でございます。
『ねんねんころり』から始まる、魘夢の一連の台詞。もう、ぞわぞわする。ぞわぞわする。あかん、と本能的に思うのに、ずっと聞いていたくなるほどの力があると言うか。
平川さん。こう言う役を演じられたら、右に出る人はいない、と個人的は思うのです。儚げで、弱々しくて。それ故の、どこか美しさやなまめかしさすら孕んでいて。でもその実、とびきり病的で、狂気的で、身勝手で、盲目的で。
平川さんのこう言うキャラクターの演技を見ると、聞くと、いつも私は『糸』が頭に思い描かれるんです。はい。細くて、か弱くて、頼りない、今にもきれそうな『糸』。でも実は、その『糸』と言うのは、幾重にも、幾重にも、巻きつく・・・と言うよりも、降り注ぐようにして、誰かを、何かを覆っている。そして覆われた誰か、何かは、気が付かない内に、とらわれていて身動きが取れなくなっている・・・そうした光景が頭に勝手に思い浮かんでくるくらいに、平川さんが演じられるこう言うキャラクターと言うのは、本当に素晴らしいの一言、圧巻と言うか、感嘆なのです。はい。
ただ勿論、平川さんは他にも、たくさんの魅力あるキャラクターを演じていらっしゃるわけで、今回は、私の平川大輔さんのお初キャラクターはこのキャラクターだ、と言うところから、いろいろ記事を書いていきたいと思います。
で、です。平川さん演じるキャラクターが頭に色々浮かんできたんですけど、『多分、最初に『平川大輔』と言う声優さんを意識したのは、『Dance with Devils』の棗坂シキだろうなぁ～』と勝手に思っていたんです。
『Dance with Devils』、本当にいろいろと面白い作品で、そう言えば木村昴さんは、この作品でのキャラソンですでにラップを披露されていた、と言うことを唐突に思い出したのですが。
平川さん演じる棗坂シキと言うキャラクターはですね。まぁ、あの、いわゆる最初に述べた、平川さんらしいキャラクターと言うか(笑)。今、ウィキペディアさんで調べたのですがね。
『過去は天使として神様の下で働いていた。彼の友人の天使は、自分の力が及ばず助けられない人間がいることに傷つき、泣き続けていた。それを可哀想に思ったシキは、もっと可哀想にしてあげたくなり、その天使が助けたがっていた人間を、天使の前でひとりずつ消していった。そして最後には、絶望に浸ったその天使も射殺した』と言う過去の持ち主で、趣味は破壊だそうです。
うーん、これぞThe平川大輔キャラ！(白目)
『もっと可哀想にしてあげたくなり』ってなんだよ！
友人じゃないのかよ！『友人』の定義って何！？
もはやヤンデレ(どーん)
はい。で、そう。棗坂シキが最初だと思っていたんですが。
どうやら2015年放送の『Dance with Devils』よりも、2013年放送の『Free！』の竜ヶ崎怜や『BROTHERS CONFLICT』の朝日奈右京の方が、先だったんですね。びっくりしたわ(どーん)。そして2014年には『ジョジョの奇妙な冒険』の3部放送が開始されており、平川さんは花京院典明のCVを担当していらっしゃり、同年には『鬼灯の冷徹』で桃太郎も担当されていました。
と言うことで、まずは、平川さん演じる代表的キャラクターとして、彼の名前を挙げる方もきっと多いのではないでしょうか。『Free！』の竜ヶ崎怜です。
いやぁ・・・そうなのよ。『趣味は破壊』と言うキャラクターを奇奇怪怪、不気味なまでの妖艶さと狂気さをはらんだ演技で演じられる一方で、平川さん、怜のようなキャラクターを演じられても、本と良いんだよなぁ～。そこが本当に、プロの方相手にこんな言い方は失礼かもしれないけれど、凄いと言うか。
理論と計算でスポーツに向き合う、と言ういかにもな天才肌な一面と、でもそれ故、計算できないことに対する弱さや、計算だけでは克服できないことにぶつかった時の苛立ちに戸惑い、立ち止まる一面と。そうした怜を、平川さんは時にコミカルに、時に胸打たれるくらいに、冷静だけど熱く演じておられて。何と言うか、怜は『Free！』のキャラクターの中でも、個人的にはとても共感しやすいキャラクターのような気がします。代永翼さん演じる渚とのコンビネーションも、とても面白かったなぁ。
それから『BROTHERS CONFLICT』の次男、弁護士の右京さんですね。ってか、今、この作品のこと、ウィキで調べて、『あぁ、どうしよう。こんな職業も外見も、そして声もハイスペックすぎる12人の兄弟から1人選べって言われたら・・・どうしよう、どうしよう』とドキドキとニヤニヤが止まりません(どーん)。
はい。平川さん演じられる右京さんは、多分、アニメではそんなに出番が多くなかったようなイメージがあるのですが、それでも、病に病みきっているキャラクターとも(笑)また違う、厳しいけれど柔和で、主人公や他の兄弟たちに含蓄ある言葉をかけたりする演技と言うのは印象に残っています。
それから花京院典明ですね。こちらも、平川さんが演じられた代表的なキャラクターのひとり、と言えるのではないでしょうか。クールさ、プライドの高さ、そしてちょっとしたナイーブさのようなものを持ちつつ、けれどその実、胸にはとても熱い思いを秘めている・・・そんな花京院と言うキャラクターが、平川さんの演技によって見事にそこに存在していたよなぁ。個人的には、ものすごくネタバレになりますが、DIOとの戦いで致命傷を負い、それによりDIOの能力に気が付きジョセフにメッセージを残す・・・と言う、あのシーンの演技が、めちゃめちゃ泣けた。
『鬼灯の冷徹』の桃太郎は、作品自体がコメディチックと言うのもあるんだけれど、とにかく面白かったなぁ。最初は割と傍若無人と言うか、プライドだけでできている！みたいなキャラクターだったのに、そこからじょじょにそのプライドがへし折られていって、そしてやがては常識人、ツッコミ役に回ると言う、その変化っぷりが最高でした。
うーん、こうやって並べてみると、平川さんが演じられるキャラクターの多くって、病んでるか病んでいないかは別にして(笑)クール、知的って言うのがキーワードになっていることが多いように思います。
ちなみに。やはり平川さんと言えば、このキャラクター抜きに語ることはできない！と言う方も多いでしょう。穏やかそうな見た目に相反して、ものすごく強い(何が、とは言わないよ！)、そしてその強さ故、自業自得とも言えるような結末を迎えた(笑)『School Days』の伊藤誠は、2007年でございます。
ときどき、特にニコニコなどの動画配信で流れる『誠、死ね！』のコメント、あるいは『異種族レビュアーズ』の打ち切りが出た時にも話題になった『Nice boat.』の言葉の意味、由来がわからないと言う方は、この作品を見ればだいたいのことはわかると思います・・・んが、ぶっちゃけ、なかなか過激な作品、かつ、人によっては相当、胸糞悪くなるような展開で(ってか、だいたい誠のせい(どーん))DVD版マスターを利用したニコニコ配信の際には18禁の制限が設けられたくらいですから、その辺りはじゅうぶん、理解したうえで視聴されてみるのをおすすめします。はい。
と言うことで、私にとっての『平川大輔』は、『棗坂シキだと思い込んでいたら、実は年代的には『Free！』の竜ヶ崎怜の方が先だったよ！』と言う結末でございました。
最近だと、1話しか視聴しなかったのですが(汗)『ロードエルメロイⅡ世の事件簿』のメルヴィンが印象的だったなぁ。平川さんキャラにしては陽性キャラだ！と思ったものですが、今、調べてみたら・・・成程、なかなかどうして、人の悪さと言う点に関しては素晴らしいものをお持ちのようで(白目)
『鬼滅の刃』の劇場版で、魘夢としての平川さんの演技を見ること、聞くことができるのが今から本当に楽しみですし、これからの平川さんのご活躍にも期待が膨らむばかりです。
と言うことで、『あなたの○○はどこから？』第2弾、平川大輔さん編はここまででございます。うーん、梶さん、平川さんと男性声優さんが続いたので、第3弾こそは女性声優さんで記事を書きたいぞ！
