tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

ヒプノシスマイク5thライブの感想~Fling Posse編

さてさて。続いてはシブヤディビジョン、Fling Posseのライブパフォーマンスの感想でございます。

 

いやぁ、あのちゃららららん、と言うイントロ(笑)の後、斉藤壮馬さんのアップと歌声に『うぎゃ~!!!!!!!!』と大絶叫ですよ。『『Stella』キターっっっっっっっっっっっ!』と、もう、ひとりで大興奮。泣きそうになったわ、ってか、泣いたわ。確かにあの瞬間、私は泣いていたわ!いや、でも、アレ。『Stella』は、もう、これ、キラーチューンと言うか、ヒプノシスマイクを代表する1曲、と言っても良いと、個人的には思ったのであります。し、ヒプノシスマイクと言う何て言うの?タイトル?の看板を外したとしても、本当に何て言うか、うん、こー、ちょっと特別な楽曲だと思ったのです。

 

で、その『Stella』のパフォーマンスですよ。いやぁ・・・いやぁ・・・静寂と悲哀、それらがひたひたと胸に迫ってくるような、各キャラクター、各声優さんたちのパフォーマンスで。でもその静寂と悲哀が、『Stella』の中で王様と山賊、そして科学者が出会うことで、少しずつ、少しずつ、小さな、だけど力強い希望、喜びへと変わっていく、この『Stella』の持つ楽曲としての物語性が、もう声優さんたちのパフォーマンスによって、ものの見事に表現されていて・・・ほんと、何て言うのかな、1冊の短編集を読んでいるような、そして読み終えたような、そんな感覚にすら陥りましたよ。

 

ヒプノシスマイクの世界とか、キャラクターって、とてもたくさんの物語を背負っている、隠していると思うんです。はい。ただ個人的には、その中でもFling Posseって、物語のマトリョーシカと言うか(笑)。物語があって、でもその中にも更に物語を隠していて、それも明かした、暴いたと思ったら、まだその底にも物語があった・・・みたいなディビジョンだと、私は勝手に思っているのです。で、そうしたFling Posseの『物語マトリョーシカ』を何よりもあらわしているのが、この『Stella』だと思うのです。はい。

 

はい。そしてそこから乱数のパフォーマンスですが・・・白井悠介さんも、本と、ちょっとわけのわからない声優さんだよなぁ(褒め言葉です、勿論)。何と言うか、白井悠介と言う人としてそこでパフォーマンスしているんだけど、本当、キャラクターごと、そして曲ごとに、全く見せる顔が違う声優さんと言うか・・・ねぇ~。

 

と言うことで『stella』のパフォーマンスでは、本当にこの楽曲の、あるいはひょっとしたらFling Posseの一面のひとつでもある『出会ったことで救われた』と言うメッセージを、表情と歌声で見事に表現して下さって、息を呑むようでした。で、ソロ曲は、乱数らしいポップさと謎、そしてちょっとした不気味さと、でも最後には、ようやく自分の場所、自分の役割りを見つけ出せたよ、と言わんばかりの前向きさがあって、その曲の中での変化と言うのも、本当に見事に歌声で、表情で表現してらっしゃって、いやぁ、凄いよなぁ、と。

 

そしてその反動なのですかね。打ち上げの時の暴走、ポンコツっぷりが、もうおかしくておかしくて(笑)。飴を取り出して舐めだしたのもびっくりしたけど、個人的には斉藤壮馬さんが、割と本当に困った顔で『さっきから『滅相もない、滅相もない』って言ってる』みたいなふうに言っていたのが、もう、最高だった(笑)。『あれれ、おかしいな』モードだったとのことで、いやぁ、本と、笑った。

 

それから夢野幻太郎役の斉藤壮馬さん。なんだろ、斉藤さんは、もうこー、雰囲気の作り方が最高に巧い。と言うか、斉藤さん自体がすごく雰囲気のある方で、でも、その雰囲気と言うのは声優としての斉藤さんの持つ雰囲気のはずなのに、それがどんなキャラクターの、どんな雰囲気にもふわり、と溶け込むと言うか。うん。

 

ただ夢野幻太郎と言うキャラクターの持つ雰囲気と、斉藤さんの持つ雰囲気と言うのは、とても、とても似ている、と思うのです。そう言う意味でアレ?斉藤壮馬さんも、やっぱり夢野幻太郎だった・・・?そうだったか、そうだよね、えへへ。

 

あとね。斉藤さん、エロい(ちーん)。特別なことしてないのに、エロい(どーん)

 

と言うことでソロ曲。『蕚』ですが・・・いやぁ、この曲も、何と言うかな。どこかもの悲しさとかも感じさせつつ、でも、最後には、夢野幻太郎自身もびっくりしたであろう、小さな喜びのようなものが感じられて。何と言うか、今回のFling Posseのソロ曲は『新しい自分への出会い』と言うのがキーワードになっているように、私は感じたのです。で、その中でも特にその色が強かったのが、夢野幻太郎のこの曲じゃないのかなぁ、と思うのです。はい。夢野幻太郎は、多分、他人は勿論のこと、自分の心をも騙すのが、煙に巻くのが、そこに嘘を吐くのが巧いんだと思うんです。そしてそれが、もはや彼の中では生き方になっていたと思うんです。うん。

 

でもこの曲では、そうした夢野幻太郎の生き方も歌われている一方で、でも、Fling Posseのふたりと出会ったこと、あるいはいろいろな出来事を経てきたことで、彼の中で変わった『何か』が歌われているようで。そしてその結果として、夢野幻太郎自身も思ってもいなかった、新しい夢野幻太郎がいた、と言うことを歌っているようで。その清々しさとか、ちょっと自分自身でも驚いているような感じとかが、本当に斉藤さんのパフォーマンスによって伝わってきて、いやぁ、ここでも物語をひしひしと感じましたね。はい。

 

そしてラスト、有栖川帝統ですよ・・・ってか、あれ?野津山幸宏さんは、ラッパー?声優兼ラッパー?これまた、『何を基準に』とか『お前に何がわかるってんだ!』と言うツッコミを受けそうなのですがね。それでも思うのですが、野津山さん、ラップのうまさは、木村昴さんに次ぐものがあると思う。何と言うか、こー、韻の切り方とか、跳ね方とか、それでいて次の韻への移りのスムーズさとか、リズムのとらえ方とかが、本当に聞いていて心地よい。

 

と言うわけでソロ曲『SCRAMBLE GAMBLE』は私の中で、勝手に(笑)『え?あの楽曲、生で歌うの!?』と言う楽曲のひとつだったのですが(ちなみにもうひとつと言うのは空却くんのソロ曲『そうぎゃらんBAM』です。はい)、いやぁ・・・ものの見事に、有栖川帝統として、完璧に、あの楽曲を歌いきられましたね・・・なんなの・・・やっぱり野津山さん、ラッパーだったのか。そうか。納得だ!

 

いやそして、この楽曲もやはり有栖川帝統と言うキャラクターの新たな一面が歌われていて。ただ、他の二人に比べると、何と言うのかな。帝統の場合には、もともと腹の底にあったかもしれない思いにより覚悟が加わり、いい意味で腹が据わったと言う感じが歌われていて、こー、有栖川帝統なりの臨戦態勢曲と言いますか。そんな感じがしました。

 

あとこの楽曲、ラストは野津山さん、すなわち帝統が中心となって、それに白井さん演じる乱数と、斉藤さん演じる幻太郎がついていく、と言う演出がとられているのですが・・・これがもう、最高だった。

 

と言うか、Fling Posseのリーダーは乱数であることは確かなんです。うん。

ただ『新たな自分』に出会って、そのことにちょっと戸惑っている乱数と幻太郎を引っ張っていくのは、『新しい自分』になっても多分、何ひとつ変わっていない帝統にしかできない役割だよな、と思って。そういうことがあの演出には込められているような気がして、そしてそこから、新しいFling Posseの物語、いわば第2章のようなものが繰り広げられていくんだと思ったら・・・ありがとうございます(五体投地)

 

はい。そんな具合でFling Posseのパフォーマンスを見て私が感じたのは『『これまで』の物語と『これから』の物語』でした。Fling Posseの、とにかく幾重もの物語性に覆われている、その魅力と言うものを存分に堪能することができたライブだったと思いますし、だからこそ、物語のマトリョーシカ、Fling Posseが今後、どんな物語を紡いでいくのか。本当に楽しみだなぁ。

 

そしてライブの中で最もエモさを感じたのは『ラストのラスト。3人がハイタッチを交わしたシーン』でございます。いや、ほんと。初期のFling Posseでは、こんな光景は考えられなかったと思うよ。うん。どのディビジョンにも言えることだけど、特にFling Posseの3人にはいつも、こんなふうに無邪気な笑顔を浮かべていてほしいなぁ、と思うばかりだよ・・・。

 

と言うことで、アレね。発売が予定されているオフィシャルブックには、中央区の3名のキャラクターの楽曲とドラマトラック収録のCDもつくとのことですが・・・ね、中央区のお偉いさんの中には、帝統との血縁関係が考察されている方もいらっしゃいますね。となると、この楽曲でその方がどんな歌を歌われるのか、非常に楽しみだなぁ。

 

あ、そうか。左馬刻の妹、合歓ちゃんもいるんだよなぁ。うわぁ、こりゃ、何だか一気に物語が進みそうな予感がするぞ!

 

はいっ。と言うことで、今回はシブヤディビジョン、Fling Posseの感想でございました。お次はラスト、シンジュクディビジョン、麻天狼の感想でこざいます。よろしければ是非、お付き合い下さいね。

 

ではでは。読んで下さりありがとうございました~。