2018年のアニメを振り返る~今度こそおすすめ作品を紹介するよ!

てな具合で、昨日の2018年のアニメを振り返り、そしておすすめ作品も紹介する、と言う記事の中で紹介できなかった、2018年のおすすめ作品を紹介する今回の記事です。

 

ではでは早速、2018年に放送された作品の中で、私が特におすすめしたい作品、ひとつめは『宇宙よりも遠い場所』です。

 

まぁ、まぁ。もう、この作品に関しては、私だけではないでしょう、多分、視聴なさったほとんどの方が『この作品はいいぞっ!』と太鼓判を押したくなった作品なんじゃないでしょうか。2018年の冬クール、つまり1月始まりのこの作品。年明け早々に放送された第1話を見た時の、あの清々しさと、『これはとんでもない名作を見られそうだぞ!』と言うような静かな興奮が胸いっぱいになった感覚と言うのは、今でもはっきりと覚えていますよ。

 

監督はいしづかあつこさん、シリーズ構成と脚本は花田十輝さん、そしてマッドハウス製作と言うことで『ノーゲーム・ノーライフ』のチームが結成して作られた本作品は、完全オリジナル作品です。

 

主人公の玉木マリは、高校二年生になってもなにひとつ、事をなせていない自分の日常に危機感を抱きます。そんな彼女が、ひょんなことから小淵沢報瀬と言う少女に出会ったことから、マリと報瀬、更には三宅日向と白石結月と言う2人の少女も加わった4人の少女たちが、南極を目指すと言うのが本作品のあらすじです。

 

主人公のマリを水瀬いのりさん、報瀬を花澤香奈さん。そして日向を井口裕香さん、結月を早見沙織さんが演じていらっしゃいます。その他、マリの親友、高橋めぐみを金本寿子さんが演じてらっしゃいます。また彼女たちを取り巻く大人たちを、日笠陽子さんや能登麻美子さん、茅野愛衣さんなどが演じていらっしゃいます。

 

いやぁ・・・とにかく、この作品。本当に良いんです。何と言うか、青春の痛みも、どろどろも、鬱屈も、でもそれらすべてを包み込むくらいのきらきら、『あの時』にしか感じることができない、見ることができない、存在していない感情や光景や何か、そう言ったものが描かれていて、本当に見ていて、胸がきゅっ、と締め付けられるような、でもそれでいて、とびきり爽やかな気持ちにさせてくれる作品なのです。そして何かしら、『私も頑張りたいなぁ~。彼女たちのように頑張りたいなぁ』と思わせてくれる作品でもある、と個人的には思っています。

 

彼女たちはみんな、ひとりひとり、様々な思いを胸に抱えているんです。でも、誰かと出会うことで、そして何かを目標にして、それを達成するために努力を重ねていくことで、少しずつ、その思いに変化が生まれていくんですね。

もうね、そのあたりの描写が、本当にお見事で。本当に丁寧に描かれていて、またそれを演じる声優さんの演技も素晴らしいものだから、話によっては涙、涙で、でも、決してお涙ちょうだいだけでは終わらない、どこまでも明るく、前向きな彼女たちの姿が愛おしさすら感じさせるんですよ。

 

主役4人のキャラクターを担当されている声優さんの演技は勿論なのですがね。個人的は、めぐみを演じられた金元さんの演技が、5話だったっかな?もう、本と、最高に泣けたんですわ・・・ほんとに。

 

そしてそんな彼女たちの姿に、大人が感化される、と言うのも、混ん砂浜の魅力のひとつだと、私は思っています。大人組、ちょっとネタバレすると、民間の南極観測隊のメンバーが、彼女たちと出会い、彼女たちの天真爛漫さや前向きな姿、一途な姿に何かを思うシーンと言うのは、本当にぐっときますし、その大人組と年齢が近い私からしてみれば、大人になってもこんな出会いがあるなんて、とても幸せな事なんじゃないかなとも思わせてくれるのです。はい。

 

名作故に2期を期待する声も多いようですが、個人的にはこの作品に関しては、もう一切、これ以上、いじくらないで欲しい!とすら思うくらいに、とにかく1期13話で完璧に美しく物語を紡ぎあげ、完成させた超名作だと思っています!はい。

 

とにかく見ていない人は、いますぐ見て(どーん)

 

続いて2018年放送作品、もうひとつのおすすめ作品は『風が強く吹いている』です。

こちらは三浦しをんさんによる同名小説を原作としており、監督を野村和也さん、シリーズ構成と脚本を声優としても活躍されている喜安浩平さん、そしてProduction I.Gにより制作された作品です。

 

自らが起こした暴力事件のために部活を辞めざるを得なくなってしまった、天才ランナーの蔵原走。彼が万引きを起こし、逃げていたその走る姿を見かけたのは、かつて強豪校でランナーとして日々、鍛錬に励んでいた清瀬灰二だった。しかし灰二は、怪我のために走ることを諦めていた。走の走る姿に一瞬で魅了された灰二は、自転車で走に追いつき、『走るのは好きか』と彼に問う。

 

そして走、更には格安学生寮に住む、個性豊かな学生たちを巻き込んで、灰二は高らかに宣言するのだった。『ここにいる10人で、箱根駅伝を目指す』と。

 

と言うのが本作のあらすじです。走は、2019年度の声優アワードで新人賞を受賞された大塚剛央さんが演じてらっしゃいます。そして灰二は豊永利行さんが演じておられ、他にも個性豊かな大学生メンバーを内山昂輝さんや入野自由さん、興津和幸さん、榎木淳弥さん、上村祐翔さん、星野貴紀さん、北沢力さん、株元英彰さんが、即席チームを支えるマネージャーを木村珠莉さんが演じていらっしゃいます。

 

いやぁ・・・こちらも本当に良いんですわ。『宇宙よりも遠い場所』とはまた違った、でも、確かに、『あの時』にしか見られない光景や、『あの時』にしか感じることができない感情に溢れた正統派青春もので、もう思い出すだけで胸がきゅっ、と締め付けられるような。

 

走をはじめとするメンバーは、とにかく個性豊かで、当然ながら灰二の呼びかけにもまったくバラバラの反応を示すのです。ところがそれがじょじょにまとまっていき、ひとつになっていき、やがては強い、強い絆になっていく・・・その人間ドラマが、時にシリアスに、時にコメディタッチで描かれていて、本当に胸を熱くするのです。

 

で、その中心に立つ灰二と言う人物は、本当に不思議なキャラクターなんです。何を考えているのかわからなくて、でも彼が口にする言葉にはどこか不思議な力強さがあって、飴と鞭の使い分けが巧みで(笑)。で、この灰二と言うキャラクターを、とにかく豊永さんが実に、実に、何と言うか人間らしく、確固たる存在として演じていらっしゃって。ともすれば、『よくわからない人』と言う印象だけで終わってしまいそうな、どこか現実離れしたキャラクターになってしまいそうな灰二と言うキャラクターが、だけど豊永さんが演じたことで、確かな人間らしさを獲得したとでも言うのかな。とにかく、本当に素晴らしい演技なのです。

 

そして勿論、灰二に振り回されながらも(笑)最終的には、彼と共に、皆と共に箱根駅伝を目指す個性豊かな大学生メンバーを演じる声優さんの演技も、本当に良いんだわ。

 

ネタバレになっちゃうんですけどね。彼らは、最終的には箱根駅伝出場を果たすのです。で、ひとり、ひとりが担当区間を走るわけなんですが、その時と言うのは、その和数と言うのは、いわばそのキャラクターのお当番回みたいなものなんですね。

 

で、その時のね、ひとりひとりのキャラクター、その心情を演じる声優さんの演技と言うのが、もうね、ほんとに泣けるんですわ。

 

泣ける。胸熱すぎて、本と泣いた。なんか放送時は、毎週、泣いていた(どーん)

 

本当にね、どのキャラクターに対しても、色々な思いが込み上げてきて、この辺りは、2クール作品の強みと言うか。1クール+数話を使って、ばらばらだった彼らが、なんだかんだ言いつつも、ばらばらでありながらも、だけどひとつの目標を共有し、それを認め、そのために努力していく。そしてそれによって、ゆるやかで、だけどとても強い絆が生まれる、という物語を描いてきたからこそ、その結果が2クール目に入ってからの、この物語の最大の見せ場である箱根駅伝本番で、とても良い形で爆発したとでも言いますか。

 

はい。本と、どのキャラクターも良いんです。

でもやっぱり個人的には内山さん演じる神童と、興津さん演じるユキの回が、もう、何て言うのか、胸に突き刺さるような痛みを感じるくらいに、でもそれくらいに熱くて、切なくて好きです。

 

でもホント、本当にどのキャラクターも良いんだよおぉぉぉぉ!(絶叫)

 

ちなみに小説版も良いのですが、アニメ版は、小説版を下敷きにして、よりオリジナル要素を組み込み、彼らの物語を濃密に描いている、という印象です。どちらも違った魅力がある、と小説も読み、そしてアニメも見た私は思うので、気になった方はどちらも触れてみてくださいね。

 

はい。そんな具合で2018年のおすすめアニメ作品、2作品をご紹介いたしました。

何でしょう、こうやって紹介してみて気が付いたのは、この2作品はどちらも『無理だと他人が思ったことを、だけど『無理だ』とは思わなかった本人たちが叶えた物語』と言う共通点があるような気がします。

 

一途に、ひたすらに、『何か』を目指して奮闘している人の姿と言うのは、とてもきらきらしていて、私にはまた、とても羨ましく思えます。

 

他人の物差しで自分の価値観、思いをはかることしかできない、左右されてしまう私にとっては、この2作品と言うのは、『自分の思いはどこだ。そして自分はどうしたい?』と強く、問いかけられているような気持ちにもなる作品でもあります。だから『自分の思い』を一途に追いかけ、そして『自分の思い』を叶えた、この2作品に登場するキャラクターたちをとても羨ましく、眩しく思うのです。

 

だからこそ、やっぱりこの2作品は、2018年放送作品と言うくくりを抜きにしても、私の中ではちょっと特別な作品と言う感じがします。はい。

 

なので皆、見てね!

 

と言うことで、長くなりましたが、今回はこれにて終了です。

読んで下さりありがとうございました~。