tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2017年のアニメを振り返る~おすすめも含めて 続編

と言うことで、少し前に書いた『2017年のアニメを振り返る おすすめも含めて』の続編です。前回では『小林さんちのメイドラゴン』をおすすめしており、熱弁し過ぎたあまり長くなりそうだったので、残りの2作品はこちらにておすすめしたいと思います。

 

で、2017年おすすめ作品、残りの2作品と言うのが『月がきれい』と『宝石の国』です。ではでは早速、まず『月がきれい』からです。

 

月がきれい』はオリジナルアニメで、2017年の春クールに放送された作品です。川越の高校に通う小説家を希望する少年、安曇小太郎と陸上部の水野茜の、あまりにも!あまりにも初々し過ぎる恋模様を、彼と彼女を取り巻く人間模様を交えながら描いています。

 

小太郎を千葉翔也さん、そして茜を小原好美さんが演じてらっしゃいます。その他、茜の親友、西尾千夏役には村川梨絵さん、茜が所属している陸上部の部長で人望も厚い比良拓海役を田丸篤志さんが担当していらっしゃいます。

 

まぁね、この作品。本当にね、もうね、ピュアッピュア、純度1000%、見ているこっちが恥ずかしくなるくらい、そして純粋さのあまり泣き出したくなるくらいの初恋物語なんですわ。今時、ここまでドストレートに、まっすぐな恋をまっすぐに描いた作品があったか!と個人的には突っ込みたくなるくらいの、とにかく『深夜の恋テロアニメ』でした。

 

同じクラスになった小太郎と茜が、少しずつ互いを意識し始めて、やがて不器用ながら思いを伝えあい、付き合うことになるんです。ところがどっこい!両想いになったからこそ、なかなかうまくいかないことも多くて、おまけにそこに、茜の親友、千夏と陸上部の人気者、拓海が絡んでくるんですよ。まーた、この2人を演じる村川さんと田丸さんの演技がね、ほーんとに良いんですわ。もうリアリティたっぷりで。

 

そしてとうとう、あることをきっかけに、小太郎と茜は離れ離れにならざるを得なくなるんですね。で、もう、ここから最終回、そして最終回のEDは、もう涙、涙、涙ですよ。思い出すだけでも涙が出てくるわい!ってか、この作品のED、実に憎い仕掛けがあるんだよなぁ~。最終回でその仕掛けの全容が明らかになった時には、ほんと、感動したわ。

 

あー、ピュア。ピュア。こんな恋をしてみたかった。心が洗われるわい。何度、何度殴っても足りないくらいに、壁不足。恋テロ。素晴らしい。ブラボー!尊い

 

決して言葉数は多くない小太郎と茜と言う、引っ込み思案でおとなしいキャラクターをね、千葉さんは瑞々しく、そして小原さんは繊細に演じてらっしゃって、そのふたりの演技の応酬と言うのも、本当に見どころなんです。素晴らしい。本当にふたりの演技の素晴らしさよ。最終回の、あの、あのシーンの叫びは、もう、本と、あかん泣けてくる・・・。

 

そしてもうひとつ、ふたりの恋模様だけでなく、この年代ならではの様々な要素が、実にリアリティたっぷりに描かれていると言うのも、個人的には本作品の見どころだと思っています。たとえば小太郎の場合だと、自分の夢と現実的な進路や、親との関係。そして茜の場合だと、女子友達との関係性と言ったことで、特に女性の方は、この女子友達との関係性や、あの年代特有の女子の描かれ方と言うのに、ものすごく共感を覚えるはずですよ。

 

じっくりと、丁寧に描かれる恋模様を見てみたい。そんな人には特におすすめの、個人的には未来永劫、語り継がれて欲しい、不朽の名作だと思っているのが『月がきれい』です。はい。ピュアピュアよ!

 

そしてもう1作品『宝石の国』は、講談社アフタヌーンで連載中の市原春子さんの同名漫画をアニメ化した作品です。2017年の秋クールに放送されており、制作はオレンジです。

 

宝石の体を持つ人型の生物、その28体の宝石たちは、月から来襲し宝石を誘拐していく月人と呼ばれる存在との戦いを繰り広げながら、残された陸地で、指導者である金剛先生のもとで、寄り添いあいながら生活を送っている。そんな宝石たちの、月人との死闘、そして自分たちの存在に関する謎、月人への謎、世界の謎、更には金剛先生の謎に迫っていく物語が描かれています。

 

物語に隠されている謎、緊迫感あふれる月人との戦い、そして28人の宝石たちの時にコミカルな、時にシリアスな生活などなど、とにかく物語全体としてもとても面白いのですが、今作品の大きな見どころはその映像の美しさです。

 

制作がオレンジと言うことでピン、ときた方もいらっしゃるかもしれませんが、今作品は3Dアニメとして制作されています。そのため、28の宝石たちの、それぞれの宝石に合わせた色具合や光り具合、艶めき具合、また硬度などの違いが、それはそれはもう、美しく、そしてなまめかしく表現されているのです。そのため、これぞまさしく3Dの利点を最大限に生かしたアニメだ!と個人的には思っています。

 

そうして描かれている美しく、強く、また時に驚くほど脆い宝石たちが月人と戦うシーンでは、そのきらめき、硬さ、脆さが最大限に表現されており、月人の攻撃を受け破壊されてしまうシーンなどは、まさに息を呑むような迫力と、どうしようもない切なさや痛みを感じてしまうのですが、同時にそのシーンすら美しいと言うのも、本作の大きな特徴だと思います。

 

そして28の宝石を実に豪華な女性声優さんが個性豊かに演じていらっしゃるのですが、その中でもやっぱり、主人公、フォスフォフィライトを演じられていた黒沢ともよさんの演技は、もう何と言うか、圧巻と言うか、プロの方相手にこんな言葉を使うのは失礼かもしれないのですが、脱帽の一言です。

 

いや、その凄さを伝えたいのですが、どう伝えて良いのか、私の能力では思いつかないし、その言葉も見当たらないと言うか。とにもかくにも、本当に、第一声から『!』とさせられるような演技と言うか、表現と言うか。で、もう、どんどんどんどんと黒沢さんのフォスフォフィライトに引き込まれてしまうと言いますか。

 

ってか、黒沢さんの演技って、なんか他の声優さんと違うんだよなぁ、と私は思っています。何がどう違うのか、それもまた言葉にできないのですが、なーんか違う。演技なんだけど演技している感がなくて、確かにキャラクターがそこに生きている感が、第一声からどんっ!と来ると言うか、何と言うか。演技を表現する力が群を抜いていると言うか、突出していらっしゃると言うか何と言うか。はい。

 

いや、ほんと。どの役を演じられても黒沢さんはすごいんですけど、特にその凄さというか、もはや凄まじさのようなものを怖いくらいに感じられるのが、この『宝石の国』でのフォスフォフィライトだと思うので、本と見て下さい(土下座)

 

ちょっとだけネタバレになるんですけど、フォスフォフィライトは、原作でもそしてアニメでも、様々な出来事がきっかけでその内面が大きく変化するんです。その内面の変化の表現と言うのも、本当にもう、いい意味で鳥肌が立つほどの演技なのです。

 

いや、ほんと、見て(どーん)

 

そして『宝石の国』に関しては、2期をずっと待ちわびているのですが・・・いや、まぁ、まだ言うても1期が放送されてから2年と少ししか経過していないわけなんで、アレなんですけど・・・ねぇ、5年、6年と経過して、ようやく『続編制作決定!』と言うニュースが流れる作品もあるくらいですから、まだ全然、希望はあるのでしょうが。

 

続編が見たい(どーん)

 

はい。そんな具合で以上、2017年のおすすめアニメの続編でございました。

次は2018年のアニメを振り返ります。さすがに2018年と言うと、最近と言う感じがするなぁ。でも、こうして年代だけ出してみても、どんなアニメを見ていたか、全く思い出せない私の頭、大丈夫か!?

 

んふふふふ。

 

ではでは。今回はここまでです。

お付き合い下さり、ありがとうございました~。