と言うことで、世間的にも通常モードになりつつあるし、そろりとブログも通常営業に戻りましょうか、と言うことで、細々と続けている(笑)コーナーをまた書いていきたいと思います。
今回は『働く』と言うことを考えているコーナーの第2弾でございます。38歳の今になってようやく『働く』と言うことを真剣に考え始めた私が、『働くこと』に関する様々なことを勝手に書いているこのコーナー。前回は『何故、働くのか』と言うことに関して、私なりの思いを書いていきましたが、今回は『仕事の選び方』についてです。
仕事の選び方においては、私が衝撃、と言うか『成程』と思った考え方と言うのがあります。それが『今でしょ!』でおなじみの塾講師、林先生がテレビでおっしゃられていた考え方です。
その内容と言うのは『やりたいことでできること』『やりたくないけどできること』
『やりたいことだけどできないこと』『やりたくないしできないこと』と言う基準を持ったうえで、仕事にあたっては『やりたいこと』よりも『できること』を選んだ方が良いと言うものです。
いやぁ、この考え方をテレビで知った時は、本当に目から鱗でしたね。と言うのも、私の記憶では、私が大学の就職課の人から散々、言われてきたのは『仕事選びに最も大切なのは、自分がやりたいことは何か、という視点を持つこと。そしてそれを大切にすること』と言う内容だったからです。
つまり林先生の言っていることと、大学の就職課の人が言っていることは正反対だったからです。
ただですね。この考えがテレビで放送されたのは、多分1年前にもなっていないと思うんですが、その当時の私は、そして今の私も、どちらかの意見に賛成かと言えば、圧倒的に林先生の意見に賛成なのです。
だって、『やりたいこと』の仕事が、私の身近には無いんですもの(笑)
その現実に直面した私が、大学卒業後、そして2017年にそれまで勤めていた書店をクビになってから仕事探しにおいて重視していたことと言えば、『やりたいこと』よりも、特筆した才能があるわけでもない、38歳と言う年齢の割にろくなキャリアがあるわけでもない私が、それでも『できること』とは何かと言う一点だったように思います。
(ただそれでもろくに働いてこなかったのは、今よりも『お金を得るために働く』と言うことへの意識が低かったためですね(汗))
その結果として浮かんできたのが、単純作業=品出しだったわけで、運良く、今のお店がオープンする際に、朝の品出しとして採用されたと言う次第です。
そしてフルタイムに移行する際も、もしその先の仕事が超絶難しい内容の、高度な技術と能力を要求されるような仕事であったなら、私はそもそも、フルタイムに移行することすら検討していなかったと思います。
フルタイムに移行した先にあったのが、私にとっては『やりたくないけどできること』であるレジの仕事だったからこそ、『まぁ、レジなら今まで散々やってきたし。慣れてるし。むしろそれで社会保険までつけてもらえて、フルタイムで月12万稼げるんなら、御の字じゃない?』ってな具合で、フルタイムに移行できたのだと思います。
(で、実際、フルタイムに移行した初日、ろくにレジ操作も教えてもらえず、いきなり一人でレジに立たされたけれど、どうにかそれを乗り越えられたのも、やはりレジが私にとっては『できること』だったからでしょうね。本当にね、今でもこの仕打ちは忘れられないよね!新人さんはみんな、研修があって、ある程度の期間は誰かと一緒にレジに立つものなのにね!嫌われたもんだぜ、全く!(笑))
はい。仕事と言うのは、おそらくは一生、続けていくものです。だってそうしないとお金は得られないし、でも、お金は生きていく上では絶対に欠かせないものだから。だから人は、働いていくしかないのだと思います。
だから林先生曰く『『できること』第一で仕事を選んだ方が、仕事を続けていく上での苦労は少なくて済む』とのことで、おっしゃる通りですわ。
仕事は、ただでさえ苦労の連続です。そしてそれを一生、何十年も続けていかなければならないとなると、その苦労はできるだけ少ない方が良いに決まっています。
勿論『やりたいこと』と言う気持ちは大切だと思います。そしてそれを仕事にできるのは、とても素晴らしいことだと思うし、個人的には羨ましいことでもあります。そして『やりたいことなんだ!』と言う気持ちは、仕事における苦労、心が折れそうな出来事、気持ちにも打ち勝つ材料にもなると思います。
ただ一方で、『やりたいこと』を仕事にする裏側には、仕事になってしまったからこそ、それが『やりたくないこと』になってしまうリスクもあるのでは、と言う思いも私にはあります。そうなると、それはとても辛いことで、悲しいことです。
でも『できること』と言うのは、気持ちと言うよりは技術面の話です。そして一端、身に着いた技術、あるいは心構えのようなものは、そうそう失われるものではありません。たとえそれが『やりたくない』ことであっても、『できること』である以上、『へぇへぇ、これはこうすりゃいいんだろ、知ってるよ』ってな具合で、おそらくは、ずっとできてしまうものなのです。
となると、やはり『やりたいこと』よりは、『できること』で選んだ方か、圧倒的に『仕事』と言う面においては楽ですわな。感じる苦労も少ないだろうし。
ただですね。『『やりたいこと』よりも『できること』が仕事選びにおいて大切なのはわかるし、その通りだと思う!』
しかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁしっ!
『果たして、それだけでいいのかっ』と言う気持ちも、私の中にはあるのです。はい。
なので私なりの『仕事選び』の結論としては『『できること』を優先した方が、楽は楽かもしれない。でも、選べる環境があり、上京があり、そして何よりあなたがまだ若いのであれば『やりたいこと』と言う気持ちを第一に仕事を選択してみても良いのかもしれない』と言うものです。
『できること』優先で仕事を選べば、楽です。でもなんか、その楽の裏側で、自分の『やりたいこと』を我慢する、隠し通すって、どこか寂しくありませんか?いやまぁ、『働くこと』において我慢と言うのはつきものなんですけどね。
『やりたいこと』を仕事にし、それで生きていく、その素晴らしさに挑戦しないまま、と言うのは、あまりにも寂しく、悲しくありませんかね。
先程から仕事を『選ぶ』と書いていますが、個人的には、日本において本当に、じゆうに、自分の好きなように仕事を選ぶことができるのは、よほどの技術や能力、キャリアを持っている人、そして若い人に限られていると思います。
だからこそ、若い人には一度くらいは『やりたいこと』第一で仕事を選ぶ、と言う冒険をしても良いのでは、とも思うのです。いやまぁ、人様の人生、私ごときが責任はとれないので、何とも言えないのですがごにょごにょごにょ。
『いや、そうは言ってもやりたいことなんてわからないし』と言う方は、とりあえず『できること』『これならできそうなこと』を主軸において仕事を選ばれてみてはいかがでしょうか。そうすることで、自分の『やりたいこと』が見つかるかもしれないし、そのことが人生の新たな局面を開いてくれるかもしれませんし。
はい。
と言うことで次回は、『仕事は苦労が多い。じゃあ、その苦労を少しでも少なくするためにはどうすればいいんだろう』と言うことを、私になりに語っていきたいと思います。
よろしければぜひ、お付き合いくださいね~。
ではでは今回はこれにて。読んで下さり、ありがとうございました~。