tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2016年のアニメを振り返ってみる~おすすめも含めて 続編

はい。と言うことで、2012年からのアニメを振り返りつつ、個人的なおすすめも紹介すると言う記事ですが、前回、2016年に関してはおすすめ作品が4本もあると言う状態でした。

 

そして4本、どうにか語り終えて気がついたのが『本当に語りたかった作品、すっかり頭から抜け落ちてたよ!』と言うことでした(ちーん)

 

と言うことで、今回は続編として、その作品について語りたいと思います。

 

2016年に放送され、どうしても私が語りたかった作品と言うのは『この素晴らしい世界に祝福を!』と『灰と幻想のグリムガル』でございます!

 

いやいや、この2作品。実は放送時期がまるまる同じだったんですよね。

視聴していた当時も、簡単に表現してしまえば『異世界転生もの』だったこの2作品の、しかしあまりにも対照的すぎる作風とか、キャラクターとかの対比で、結構、盛り上がっていた気がします。

 

と言うことで、まずは『この素晴らしい世界に祝福を!』です。

不慮の事故で命を落としてしまった主人公のカズマは、天界で女神のアクアから異世界への転生を持ちかけられます。しかしアクアが見せたひょんな態度(と言うか、本性(笑))に立腹したカズマは、彼女を引き連れ、異世界転生を果たすことに。

そして転生した異世界で、カズマたちは様々な冒険を繰り広げることとなる、と言うのが本作のあらすじです。

 

腹黒で勝利のためなら手段は選ばず、更に相手を貶めることもいとわない。けれど一方で仲間を思う気持ちは強く、面倒くさがりながらも仲間のためには苦労もいとわない。そんな憎めないカズマを演じているのは福島潤さん。そして見目麗しい天界の女神ながら、宴会芸を得意とし、何かと空回りしてしまう『駄女神』アクアを演じているのは雨宮天さん。

 

そしてふたりと共に冒険を繰り広げるのが、一日一発の爆裂魔法を得意とし、大げさな言動と独特のネーミングセンスを持つ紅魔族少女、めぐみん高橋李依さんが、そして金髪の美しい女剣士、しかも大貴族の令嬢と言う出自ながら、超がつくほどの真性ドMのダクネス(本名はダスティネス)を茅野愛衣さんが演じていらっしゃいます。

 

他にも諏訪彩花さん、江口拓也さん、稲田徹さん、堀江由衣さんなども出演されているのですが・・・個人的には、安元洋貴さんと西田雅一さんの演技も、本と、抱腹絶倒もので(笑)

 

まぁ~、この個性豊かすぎるキャラクター達を演じていらっしゃる声優さんたちの演技がね、もう本当にキレッキレで。『あ~、これ、声優さんたちも本と、演じていて楽しいんだろうなぁ~』と言うのがひしひしと伝わってくるんです。はい。

 

物語はとにかく、どこまでも賑やかで、バカバカしくて、明るく、シリアスな点いかに傾くこともあるのですが、それが長続きしないと言うのも、今作の大きな特徴です。

 

やんややんや言いつつも、ここぞと言う場面では助け合い、妙な絆で結ばれたカズマたちのパーティが、私にはとても羨ましく思えちゃいます!もし、異世界転生することになったら、私は迷わず、『このすば』のカズマパーティを転生先に選びますね!

 

第1期放送終了後には第2期製作が発表され、そして劇場版も公開され、とその人気は留まることがない『このすば』ですが、とにかく視聴して頂ければ、その理由を体感できることと思います。

 

なーんにも考えず、笑って楽しめるコメディを見たい、と言う方には特におすすめですよ!

 

そしてもう一作品『灰と幻想のグリムガル』ですが、こちらは打って変わって、とてもシリアスな、シビアな雰囲気、展開が続く物語となっています。

 

『目覚めよ』―その声でどことも知れぬ闇の中、目を覚ました12人の男女たち。そのひとりで主人公のハルヒロは、自分が名前以外の何も思い出せないことに気づきます。12名が外に出ると、そこは『グリムガル』と呼ばれる地であること、そしてそこでは人類と魔物が戦いを繰り広げていることを知らされます。

 

義勇兵となって魔物たちと戦うか。それとも街で細々と生活を送るか。その選択を迫られた12名の男女たちは、それぞれに行動を開始させます。しかし決断できないハルヒロは、結局、自分と同じように置いてけぼりになってしまった人間とパーティを組むことになってしまい、と言うのが物語の導入部分です。

 

そしてここから始まるハルヒロ率いるパーティの、冒険の日々が描かれています。

 

主人公のハルヒロを演じるのは細谷佳正さん。そしてハルヒロとパーティを組むことになるメンバーを吉野裕行さん、島崎信長さん、落合福嗣さん、小松未可子さん、照井春佳さん、安斉千佳さんが演じていらっしゃいます。

 

とにかくこの作品、シリアス、シリアス、そしてシビアなのです。淡い色彩、そしてやわらかなタッチで描かれているキャラクターや世界観とは裏腹に、何て言うんでしょうか、『異世界転生のファンタジー』をこれでもかっ!と言うくらいに、木っ端みじんに打ち砕くシビアさと言いますか。

(もっとも、この作品に関しては『異世界転生』かどうか、と言うのはちょっとわからないままなんですよね。はい)

 

『生きるって簡単じゃない』と言う言葉が、アニメのホームページを開くとどーん、と書かれてあるのですが、まさにその通り。右も左もわからない、自分たちが何者なのかもろくに思い出せないと言う世界において、とにかく生きる、生き残る、そのために必死になってあがき、傷つき、ボロボロになり、それでも寄せ集めのパーティの仲間たちと共に、ぶつかり合いながらも支え合っていくハルヒロたちの姿が、本当に切なくて、胸を打つのです。

 

そのシビアさ、シリアスさと言うのは、従来の『異世界転生もの』ではあまり描かれてこなかったものだと思うし、何と言うか、私たちが生きる世界、生きること、そのことにも通じることだと思います。だからこそ、なおのこと、視聴者の胸を穿つと言うか。

 

新しい技術を習得する大変さとか。人間関係の苦労とか。そう言うのが、本と、よく描かれているんですよ、この作品。

 

で、アニメでも序盤からそう言うシーンがバンバン描かれているのですが・・・何と言ってもやっぱりアレですよ。アレ。ネタバレになるから言えないけど、本と、本と・・・衝撃だったし、声優さんの演技がな、もう、凄かったんだわ。

 

ある出来事が起きて、そしてハルヒロがな、そのことである人に怒りをぶつけるんだわ。そこの演技がな、もうな、本と、脱帽もんなんだわ。泣いたわ。

 

はい。そしてそこからまた新たな展開が始まっていくのですが、その中心人物となる役を演じていらっしゃる安斉さんの、少しずつ、少しずつ、繊細に、繊細にキャラクターの心情が揺らぎ、変化していく様の表現と言うのは、もう、本当に素晴らしいんですわ。

 

何て言うのか、本当に変な言い方になってしまうかもしれないのですが、キャラクターと同じように、声優さんたちもグリムガルの世界を生きている、手探りで、ぶつかり合いながら、支え合いながら生きている、その息遣いのようなものを感じられる演技を見ることができる、とでも言えばいいのかなあ。はい。

 

と言うことで、こちらの作品。是非とも2期を・・・と思い続けているのですが・・・今年の頭には再放送もあったので・・・まだ希望はある・・・とも思っているのですが・・・そうか、この再放送は『フェアリーゴーン』のためだったのか・・・。

 

はい。そんなこんなで2016年、奇しくも同時期に放送が開始されたこの二作品。

しかしその見どころ、魅力はまさに正反対で、どっちも本当におもしろい作品だと言うことをお伝えしたかった、今回の記事でございました。

 

ではでは。読んで下さりありがとうございました~。