大学卒業時には就活をせず、この年になるまでろくに『働くこと』について考えてこなかった38歳の私が、今なって『働くこと』について考えてみた、と言うコーナーです。
そんな具合で今回は『どうして働くのか』について考えてみたいと思います。
私が大学を卒業したころ、就職支援センターの女性は『働くのは自己実現のため。自分のやりたいことを、仕事を通して実現させるため』とおっしゃっていました。
今でもこの言葉は、そう言う側面もあるんだろうな、と思うし、こういう思いで働いている方もたくさん、いらっしゃるんだと郎思います。
ただ、今現在の私にとって、『なんで働くのか』と言う問いかけの答えは非常にシンプルで、それは『お金を得るため』と言う答えです。
フルタイムで働くようになってからは当然のことながら、以前よりも収入は増えました。で、それに伴い、経済面に対する精神的な安定度はとても増したように思います。
私は実家暮らしです。なのでありがたいことに、日々、必要な費用と言うのは、一人暮らしをされている方などに比べれば、はるかに低い金額で済んでいます。しかしそれでも、保険料やら自動車維持費用やら、自分の趣味費用やら、あるいはわずかながら実家に入れているお金やらを合わせると、それなりの金額は必要になってきます。
フルタイムで働く以前の収入では、それらをカバーするのが精いっぱい、いや、年齢を重ねるごとにそのお給料では全然足りないと言うことも多くなってきていました。なので、経済的な面においては『うわぁ～、今月も赤字だよ、どうすんだよ。通帳の残高が、どんどん0に近づいて行ってるぜ。でも、働きたくないし～』とイライラ、うつうつしていました。
でも、フルタイムになってからは、微々たる金額ではあるが貯金もできるようになったので、そう言ったストレスはとても少なくなりました。だから今の私にとって、働く理由と言うのはただひとつ、お金を得るため、お金が欲しくて、お金が必要で、だからそれを得ることができる手段として働く、それのみです。
ただ働く理由と言うのは人それぞれだと思います。そしてもっと言えば、今の時代、『お金を得る』ための手段は『働くこと』だけではないとも思います。SNSやネットを駆使すれば、あるいは人脈や自分の才能、得意なことを活かせば、『働く』と言う方法以外でも、合法的に(これは大事ですからね！いくらお金を稼ぐ、お金が稼げるからって、法に触れるようなことや、人様に迷惑をかけるようなことは、絶対にダメです)お金を稼ぐことは、じゅうぶんに可能だと、私は思っています。
ただ私にはその方法がわからないし、それを実行する気力も行動力も技術も知識もないし、人脈は無いし、才能もないので、結局、最も手短で身近で簡単である『働く』と言う方法に行きついた、そして今も渋々ながら、それを行っています。
お金と言うのは、生きていく上では絶対に欠かせない存在です。そしてそれにとらわれてしまってはいけない、とは思いますが、あるに越したことは無い存在である、とも私は思っています。お金があることで、取ることができる選択肢の幅、数と言うのは飛躍的に増えるからです。
このことが、大学卒業時にはわかっていなかったんですね。はい。実家暮らしと言うこともあったし(今もだけど！)今ほど、自分のことにお金を使うこともなかったし。ありがたいことに経済的な苦労と言うものも経験したことがなかったので『いや、そんなにお金なくても、大丈夫でしょ』と思っていたので、『お金を得るために働く』と言う考え自体に、それほど至らなかったんですね～、おばーかさん。
もし、今、学生さんで『いや、なんで働くのかわからんし』と思っている方がおられたら、とりあえず『お金を得るため』と割り切ってみてはいかがでしょうか。働いて、お金を得たら、何かしらの考えが出てくるかもしれないし、働くことに対しての考えも変わってくるかもしれませんし。
お金はいらない。経済的な不安も特にない。だからお金を得ることは働く理由にはならない、と言う方は、羨ましい限りです。その場合、『働くのはお金のため』と言う私が言えることは、何もありません。いいなぁ～、心底、羨ましい。
私も、宝くじとかで5千万円以上の金額が当選したら、働くのを辞める、もしくは週に2日程度、1日4時間程度しか働かないようにするんだ！ぐへへ。
『いやいや、お金のために働くなんてばからしいよ』『お金は欲しいけれど、働きたくはないんだよなぁ～』『安月給のために自分の貴重な時間をささげるなんて、おかしくない？』こんな思いがある方は、その思いを力に、『働くこと』以外で、合法的にお金を生み出し、得ることに挑戦してみましょう！
そしてもし、画期的な方法が見つかったら、私にも教えて下さい！(どーん)
『お金を得るため』だけではない、働く理由を持っている、心に秘めていると言う方は、どうぞ、その思いを大事になさってください。私は、そう言う思いを持っている方を心の底から尊敬しますし、憧れも抱きますし、応援したいです。
でも、本当に、働く理由と言うのは人それぞれです。
そこに正解、不正解はありません。
はい。そんなこんなでそんなこんな。長々と、私の思いを語ってしまいましたが、基本、このシリーズはこんなのでご了承を。
ではでは。次の回では『仕事の選び方』について考えてみたいと思います。
よろしければ、お付き合いくださいね。
