tsuzuketainekosanの日記

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『鬼滅の刃』コミックスの感想~17巻の感想です。勿論、含むネタバレ!

と言うことで、『鬼滅の刃』コミックスの感想。16巻は未だ入手していないままなので、今回は17巻の感想でございます。

 

鬼滅の刃』のコミックス感想。以前から書いているのですが、以前の記事には『ネタバレしていますよ』の注意書きが無かった気がします・・・いや、ほんと、万が一、それでネタバレを喰らってしまった!と言う方がいらっしゃったら、ほんと、もう、申し訳ないの一言しかありません。

 

本当に申し訳ないです。一応、ネタバレに配慮して書いていたような気はするのですが、それでも完全にネタバレはしていないと言う内容ではないと思うので、ほんと、人によっては『え、これネタバレじゃん!』と思われた方もいらっしゃるかもしれません。はい、ほんと、申し訳ない。

 

と言うことで、今回の17巻の感想も、ネタバレを含んでおります。特に前巻、16巻からは物語はクライマックスに突入している、と言っても過言ではないような展開を迎えていると個人的には思っています。そのため、より今まで以上に衝撃的な展開も繰り広げられているので、その辺り、絶対に知りたくない、と言う方は、どうぞこのまま、この記事を閉じてください。お願いいたします。

 

はい。では、これより先、17巻の感想を述べていきます。

行きますよ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・まずは早速と、衝撃のシーン、展開・・・しのぶさんの死ですよ・・・。あぁ、知っていたけれど辛い。しんどい。この時のしのぶさんの心境や、それを目の当たりにしてしまったカナヲちゃんの心境を表しているシーンやらが、もう本当に胸を突き刺してくるんですよ・・・本とに。

本と、その通りだなって。鬼と言う存在がいなければ、どれだけ多くの幸せが、そのままの形であり続けたのだろう、って。そして、大切な人や好きな人が明日も、明後日も生き続けてくれているのだと、漠然と思い続けてしまうこと、それは至極、当然なことじゃないか、って。

私たちの生活に鬼はいない。でも、天災やら、あるいはあまりに理不尽な犯罪やらで、ある日、突然、幸せは破壊され、大切な人、好きな人は完膚なきまでに傷つけられてしまう。

そうした現実の恐ろしさ、人間が生きている日常の、あまりに儚い儚さのようなものが、もうひしひしと伝わってきて、本当に辛いし、悲しいし、苦しいのです。うん。

それに対峙し、怒りをあらわにしたしのぶさんの死が、だからあまりにも、これまた現実過ぎて、しんどい。

 

・で、そのしのぶさん、そしてカナヲちゃんに対峙する童磨が・・・しかしこれ、ほんと、良いキャラクターしてるんですわ・・・ほんと。ぶっ飛んでると言うか、もう言葉が通じないと言うか、今までの鬼の誰よりも、ある意味ではとても残酷で、残忍なキャラクター性の持ち主と言うか何と言うか、本と。うん。

これ、童磨のCVは誰になるのかなぁ・・・。個人的には、糸目じゃないし、黒幕でもないんだけど、是非とも石田彰さんに演じて頂きたいなぁ、と思ったんですが・・・。

『えらい!頑張ったね!!』から始まる、しのぶさんに止めをさすまでの、まるで演説のようなセリフ回しが、もう石田さんのお声で再生されて仕方ないのですよ、ええ。

 

またその童磨に対して、カナヲちゃんが技を放つんですけどね。その技の、あまりにもか弱い感じが伝わってきて、もう、いたたまれないような気にさせられるんですよ・・・辛いわ・・・ほんと、辛い。

 

・そして善逸と対峙するのは兄弟子の獪岳ですね。CV細谷佳正さん。いやぁ・・・これはほんと、アニメで見たいわ。クズオブクズの演技、是非とも、細谷さんの演技で見たいですわ・・・はい。

いや、でも、ほんと。自分だけが特別でなければ、自分以外のすべては特別でない、むしろ自分よりも圧倒的に何もかもが低い、と言う価値基準を抱えている彼の姿は、何か中島敦さんの『山月記』で虎に身を変えてしまった男のことを思い出させたなぁ・・・。

ただ獪岳には、『尊大な羞恥心』ならぬ『尊大な自尊心』はあっても、『羞恥心』の欠片もなかった。いや、もしかしたらあったのかもしれないけれど、それをもってして感じた一切の感情を、怒りや憎しみ以外に昇華させる術を持っていなかった、持とうともしなかった。

だからこそ、クズのまま、心に穴が開いたまま、こんな人間のまま、鬼に成り果ててしまったんだろうなぁ・・・。最後の最後まで、孤独だった。孤独のまま、ひとりぼっちで死んでいった。でも、彼の、自分だけは特別、特別だと認めて欲しいという気持ちは、私には少なからず理解できるなぁ・・・。

 

・一方、そんな彼に対峙する善逸。そうか、善逸と伊之助は、刀鍛冶の里編では出番がなかったから、ここで久しぶりの活躍となるのか。

いやしかし、善逸の感情もね、ほんと、切ないしやるせないし、悲しい。その気持ちが、もっと早くに、少しだけでも獪岳に伝わっていたら・・・とも思うけど・・・まあ、それでも、獪岳は、そんな気持ちも素直に受け取らなかっただろうなぁ(苦笑)。猗

善逸にとっては、大嫌いでも、でもやっぱり獪岳は兄弟子であり、そして尊敬の念を抱かせるほど、方向性は間違っていても努力をしているとわかるほどに、特別な存在だった。

それはふたりの師匠である桑島さんにとってもきっと同じで、その師匠が鬼となってしまった獪岳のせいで命を絶った。それが何よりも善逸にとっては許せず・・・なぁ・・・辛いなぁ。また辛勝した後、混濁しているであろう意識の中で桑島さんと会話するシーンがこれ・・・泣ける・・・。

 

・はい、そしてラストは炭治郎にとっては因縁の相手とも言うべき鬼、猗窩座の再登場です。炭治郎と義勇さん、そして猗窩座とのバトルは、ほんと、手に汗握る、白熱した緊張が満ち満ちてしまいよ!とは言え、やっぱり猗窩座、強いんですわ。

でもその中で炭治郎が良いことを言うんですけどね(ってか炭治郎、良いことしか言ってないよね!)、その言葉に猗窩座が心を揺さぶられる・・・と言うか、心を乱され、その結果、より炭治郎に対しての嫌悪感のようなものを強くするシーンがあるのですが・・・こうなると、きっと『強き者が弱き者を守る。そして弱き者は、強くなるように努力をして、今度は弱き者を守る側に回る』と言ったようなことが、猗窩座にとっては何かしらのキーになってくるんだろうな・・・。

 

と言うことで、以上が17巻の感想でございました。いやはや、無惨にたどりつくための戦いはまだまだ始まったばかりなのですが・・・ぶっちゃけ、ほんと、しんどいですわ。そしてここから先、もっとしんどい展開が・・・ごほっ、ごほっ・・・いやいや、まぁ、それはまた後ほどと言うことで。

 

・・・多くの読者を悲しみの涙に暮れさせたあの話が収録されるのは、何巻くらいになるんだろうなぁ・・・(遠い目)。

 

ではでは。読んで下さりありがとうございました。