tsuzuketainekosanの日記

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秋アニメ、印象的な声優さん~男性声優編

早いもので秋アニメも2クールものを除いては半分、つまり折り返し地点を過ぎたのか。本と、早いな。ついこの間、始まったばっかりのように思うんだけどなぁ。

そんなこんなで、夏アニメに続いて、秋アニメで個人的に印象的な声優さんのお名前を挙げていく記事でございます。

あくまで個人的な見解ですし、今、現在の印象なので、もしかしたら後々になって、『この人も是非、ぜひ語らせてくれ!』と言う方も出てくるかもしれませんが、まぁ、肩の力を抜いて楽しんでいただけたら幸いでございます。

 

と言うことで、まずは前半、男性声優さんから語っていきたいと思います!4名ですね、はい。

 

中村悠一さん・・・『イケメン・文武共にハイスペック・故にどうにもこうにもいやみたらしい(笑)』と言うキャラクターを演じさせたら無敵・・・と個人的には思うのですが、今期『バビロン』と『サイコパス』、両方でそのようなキャラクターを演じているのがたまらんな、と。

 

いや、でも、こう言う役を演じられると、本当に巧いよなぁ、としみじみ思うのです。そして完璧超人じゃないけど、でもそれに近いようなキャラクターを演じつつ、けれど、時折、言動の端々に、拭いがたい脆さや弱さのようなものを滲ませているのがまたこれたまらん。いやみたらしくて、でも、その脆さ、弱さ、人間的なものを滲ませているから、どうにもこうにも目が離せないキャラクターになっているんだなぁ、と『バビロン』にしても、『サイコパス』にしても感じるのです。あぁ、あと『Dr.STONE』の司もそうか。

 

あと『バビロン』の7話な。あのラストにかけてのお芝居は、ほんと、見ててものすごく辛かった。7話と言えば、櫻井孝宏さんのあのシーンの演技も、ほんと、凄かった。何だろ、櫻井さん、ああ言う目に遭ったことがあるんだろうか(あるわけがない)。

 

そして『バビロン』『サイコパス』などでの演技があるからこそ、『歌舞伎町シャーロック』のキャラクター紹介でも『平凡な依頼人』『とりたてて特徴のない常識人』と書かれるくらいの(笑)ワトソンが、とても珍しくて、新鮮なのです。いいぞ、ワトソン。もっとシャーロックやらハドソン夫人に振り回されろ!中村さんの幅広い演技を楽しむことができると言う意味では、今期はほんと、楽しいクールだなぁ。

 

大塚明夫さん・・・『サイコパス』での、言うことを聞かない悪いおじさん、その1枠、廿六木天馬がただただ可愛い・・・だけど、その内に隠されている思いやら、あの世界観だからこその家庭環境やらの重さも出てきて、その辺りの鬱屈とした、複雑な感情の吐露と言うのが、ぐっと来るなぁ、と。

 

そして『ヴィンランド・サガ』のトルケルですよ。もうほんと、怖い。怖いのよ、トルケル。何て言うのかな、この物語自体、残酷で、悲しくて、人をあんなにも簡単に殺せる、という意味では、頭のおかしなキャラクターたちしか出てこない物語だと言えると思うんけど。語弊を恐れずに言えば。

 

ただその中でも、たとえばアシェラッドなんかは、どこかに寂しさとか、何て言うのか、こー、何かしらの思い、彼なりの思い、のようなものがあると、個人的には思うのですね。うん。極めて人間的な、そしてきわめて個人的なアシェラッドなりの思い。

 

でもトルケルにはそれがない。と言うか、もしかしたらあるのかもしれないけれど、私がトルケルから感じるのは、とにかく純粋な狂気、純粋な戦闘心で、戦うことが、生きて殺し合い、殺し合って生き残ると言う戦いが好きで好きでたまらないと言う、純粋すぎる、一途過ぎる思いだけで、それがもう、あの物語の中ですら異質にぎらぎらと輝いていて、それがたまらなく恐ろしいのです。そしてだからこそ、そんなことを感じさせる大塚さんの演技は、本当に恐ろしく素晴らしいなぁ、とトルケルが大暴れするたび、思うのであります。ってかほんと、トルグリムだったっけ?トルケルの前で気絶した彼の気持ち、わかるわ・・・わかるわ・・・わかるわ・・・。

 

小林親弘さん・・・『BEASTARS』のレゴシが、PV見た時からつくづく思っていたんですけど、本と、原作通りの声・・・と言うか喋り方と言うか、演技で、毎話、『はぁ~』と感嘆の息を漏らしております。

 

あの、ぼそぼそとした喋り方とか。ちょっと声がこもっている感じとか。やさしいけど、気弱で、一歩どころか二歩でも三歩でも後ろに引いている感じとか。肉食獣としての本能、そして自分としての理性。その間で葛藤している姿とか。でも、恋に少しずつ落ちていく、その純粋さとか。その一方で抱えている諦念のようなものとか。でも、声を荒げた時の、肉食獣から感じるそれそのままの、怖いくらいの迫力とか。何かそう言う、原作を読んだ時にレゴシから感じたキャラクター性が、余すことなく表現されているとでも言えばいいのかな。

 

あと、小林さんと言えば『ゴールデンカムイ』の杉元佐一役、と言う方も多いかと思うのですが、『ゴールデンカムイ』を初めて見て、小林さんの杉元を初めて見た時に思ったのですが、小林さんの演技って、とても自然と言うか。うーん、適切な言葉を見つけるのがとても難しいのですが、演技なんだけどナチュラルと言うか。生っぽいと言うか、自然と言うか。あぁ、難しいけど、なんかそんな感じがするのです。

 

そしてこと『BEASTARS』に至っては、その生っぽさと言うのが、物語そのものにも存分に溢れていると思うので、だからこそ、なおのこと小林さんのレゴシが、より作品の魅力、面白さ、奥深さを強めている、高めているなぁ、と感じます。

 

あと個人的にはルイ役の小野友樹さんの演技も、本当にルイと言うか、原作のルイのキャラクター性を超えるくらいの説得力を持っていて、その辺りの対比、レゴシとルイの対比、小林さんと小野さんの演技の対比と言うのも、面白いなぁと思うのであります。

 

佐藤元さん・・・『Dr.STONE』のクロム役で、『おっ!?』となった声優さんです。クロム役に相応しいと言うか、本当にまっすぐで、熱くていい声、良い演技だなぁと思っており、今期では『星合の空』で、布津凜太朗役を演じていらっしゃいます。

 

で、凜太朗くんは、これまたとても重いバックボーンを抱えている少年なのですが(ってか今のところ、明らかになっている『星合の空』の登場人物たち、みんな抱えているバックボーン、重過ぎやしないか・・・(汗))、それに飲み込まれないように必死に頑張る姿、だけど、時折、ぽきりとその気持ちが折れてしまったかのようにして本音をこぼしてしまう姿と言うのが、その時の演技と言うのが、胸にぐっと迫ってくるのであります。

 

まっすぐで、割と思ったことを口に出すことができ、でも、年相応の純粋さも持ち合わせているクロムと言うキャラクター。一方で、まっすぐだけど、そのまっすぐさを押し隠すようにして、まるですでに人格ができあがってしまった大人のようにして、周囲の目を気にしながら日々を送ることが常になってしまっている凜太朗と言うキャラクター。

 

同クールで、これからだぜ!と言う若手の声優さんが、こんなにも色の違うキャラクターを演じることができると言うのは、本当にいい経験になるだろうし、視聴者側としてもとても印象に残るし、見応えがあります。なので、今後、どんな活躍をされるのだろう、と言う期待も込めて、お名前を挙げさせて頂きました!

 

はい。と言うことで、以上の4名の方が、今期のアニメにおいて個人的に私が気になっている声優さんでございます。みなさんはいかがでしょうか。

 

でもでも他にも、『星合の空』でのクズ親父の演技があまりにも巧すぎる中井和哉さん、『歌舞伎町シャーロック』での演技が楽し過ぎる小西克幸さん、諏訪部順一さん。

あぁ、諏訪部さんに関しては『ノーガンズライフ』での渋くてかっこいい大人な乾十三の演技、たまらないよなぁ。そしてそれに対峙するような、少年らしいまっすぐさをぶつけていくる山下大輝さんの演技も良い。

 

『歌舞伎町シャーロック』に関していえば、モリアーティ役の山下誠一郎さんも、良いよなぁ。山下さんの少年声って、なんか清冽な色気がありつつ、でも少年らしい、ちょっとした小生意気さもありつつで、本とクセになる。

 

あとあと『僕のヒーローアカデミア』の通形ミリオの、あの飄々とした、でもあたたかみがあって、賢明さのようなものをうかがわせる演技が素敵な新垣樽助さんも、お名前を挙げさせて頂きたいです!

 

はい。そんな具合で、ずいぶんと長くなってしまいましたが、読んで下さりありがとうございました~。