そんなこんなで『空挺ドラゴンズ』の1巻を購入し、読んだので、その感想です。
まずは簡単な作品紹介を。
『空挺ドラゴンズ』は桑原太矩さんによる漫画で、講談社の青年漫画雑誌、アフタヌーンにて連載されています。なので単行本を探す際も、少年漫画コーナーではなく、講談社の青年漫画コーナーの方へ行って下さいね。
世界中の空を行く捕龍船『クィン・ザザ号』。その目的はと言えば、捕龍船なので空を自由に行く龍を捕まえること。時に巨大で強大、凶暴な龍を相手にすることは命の危険をも伴うことですが、一方で捕獲に成功すれば一攫千金、更には龍を利用した美味しいグルメも味わうことができます。そんな龍を捕獲すること、更には空を行くことに魅せられた『クィン・ザザ号』の乗組員たちの冒険を描いているのが、本作品です。
で、今作品はフジテレビの『+urtla』枠で、2020年の1月からのアニメ化が決定しています。10月からの秋クールだと、『BEASTARS』を放送する、あの枠ですね。
それではまずは個人的な感想です。読み終わった後、ふと、仕事終わりの夕暮れの空なんかを見つめると、その雲と雲の隙間に『あ、もしかしたら『クィン・ザザ号』が、あそこを横切るかもしれない』、そんなことを思ってしまうような漫画でした!
何て言うのかな、あくまで1巻だけしか読んでいないのであれなんですが、本と、古き良き、昔懐かしい感じすらするような王道ファンタジーで、でも、そこに『クィン・ザザ号』の乗組員たちの様々な人間模様なんかも加わって、人間ドラマがプラスされているあたりが、とっても青年漫画らしいな、と思ったり。
そう、で、この『クィン・ザザ号』の乗組員たちが、またみなさん、個性豊かで。ちなみに1巻で表紙を飾っているワイルドそうな男性が1巻で主に主人公となっている乗組員のミカです。
普段はぬぼーっとしているのに龍を捕獲すること、そして捕獲した龍を食することに誰よりも貪欲で、誰よりもそのことを楽しんでいるミカの他に、船乗りを父に持つ真面目な少年ジロー、新人乗組員で頑張り屋さんの可愛いタキタ、地上に居場所がなかったから空の飛び方を覚えただけ、と言う、過去に何かありそうな美女、ヴァニーなどなどが、乗組員として冒険を彩っています。
ミカとヴァニー、ミカとタキタ、そしてミカとジローなどなど、各乗組員たちの関係性もまたこれ、いい味出してるんですわ。
それから龍グルメが美味しそう!で、レシピも掲載されているんですけどね・・・これ、龍の肉の代りに鶏肉とかでもできないかなぁ・・・(笑)。
全体的にはやっぱりアニメ化したら迫力、美しさ、作品としてのファンタジーさがますます伝わってきそうな作品だな、と思い、アニメの放送が待ち遠しくなりました。
と言うことで、気はずいぶんと早いのですが、今回はミカのCVだけ予想してみました。
ミカはなぁ・・・個人的にはちょっとワイルド、渋さのある声がいいなぁ、と思ったんですよね。で、その中に、龍を追うこと、食べることに対する、見ているものがちょっと怖くなるような、執着にも似た楽しさのようなもの、それを感じさせてくれる声。あとは飄々とした感じや、謎めいた感じなんかもあればなぁ、とずいぶん、欲張りなことを思ったのであります。
で、年齢的にはいくつくらいなのかな、個人的には20代の後半くらい、もう少しいっていたとして30代前半くらいなのかなぁ・・・これでもっと若かったら、ほんと、ミカ、ごめん。
そう言うことを踏まえて、あと冒険ものだけどグルメものでもある、と言うことも踏まえた上で、まず頭に浮かんできたのは諏訪部順一さんでした。諏訪部さんの、ちょっと高めの、青年の役なんかを担当されるときに多いトーンの声。渋さもありつつ、軽妙さもありつつ、もちろん男性的な色気もあり、かつどこか謎めいていて、でも心底、その対象が楽しいと言わんばかりの声と言いますか。あと、普段はぬぼーっとしているのに、決める時には決める、みたいなそのギャップも、なんか諏訪部さんCVのキャラっぽいな、と。
それから次に浮かんできたのが、小野大輔さんです。こちらはよりワイルドさが勝ると言った感じで、でも、ミカの龍に対峙した時の戦闘力の高さのようなものも、とてもよく伝わってくる感じだなぁ、と思ったり。あと、楽しそうな時のミカの『楽しい』が、最初に再現されたのは小野さんの声だったりしたので。はい。
声としてはやっぱり、どっしりとした、太い声ですかね。うん。ただミカの年齢によっては、このお二方ではすこし渋すぎると言うこともあるのかもしれなくて、そうなるともう少し年齢が若い声優さんにいくのかなぁ・・・となると、誰だろうかな・・・。
まぁ、放送までまだまだ期間があるので、もう少しCV発表までにも間があるでしょうからね。それまで、じっくりと考えてみたいと思いますよ!
そんなこんなで『空挺ドラゴンズ』の感想と、ミカのCV予想でした!