tsuzuketainekosanの日記

アニメや声優さん、ゲーム、漫画、小説、お仕事とのことなどなど。好きなことを、好き勝手に、好きなように書いていくだけのブログです!ブログ名の『ねこさん』は愛猫の名前だよ!かわいいよ、ねこさん!

2019年夏アニメの感想~その1

うわぁー・・・明日から、消費税、10%になるのかぁ・・・。

なんかもう、何もしなくてもただ生きているだけで、お金をむしり取られていくような、そんな世の中のような気がするよ・・・世知辛い・・・。

 

と言うことで、続々と終了を迎えている2019年、夏アニメの感想スタートです。

 

あの、あれ。

漫画家の椎名高志さんが、(『GS美神』、またアニメ化しないかなぁ~)京アニの放火事件に際して、ツイッターで『氷菓』や『涼宮ハルヒの憂鬱』を評して、『存在しえない理想の青春の疑似記憶』を本気で作ったアニメ作品であり、自分が将来的にぼけた時に、『あれが自分の青春だった』と思えれば良いのだが、と書いてらっしゃったんですね。はい。

 

なんか夏アニメの最終回を見て、つくづく、椎名さんのこの言葉、と言うか、この思いを実感しました。はい。

 

・『スタミュ』・・・安定の実家。突然、歌いだすシーンも、イケメンだらけの学園生活も、ぶつかり合う少年たちの思いも、何もかもが安定過ぎて、終わってしまった今は、ただただ寂しいよ・・・。ありがとう・・・もう、それしか言葉が浮かんできませんよ・・・。

四季先輩は、本当に宙を歩いて、星谷に手をとられて時計塔から脱出できたんだろうな・・・。3期まで来たのか・・・。なんか、あの、1期の時のことを思い出して『ここまで来たのかよ・・・みんな、ここまで来たのかよおぉぉぉ(涙)』と、ひとり、彼らのおかんみたいな気持ちになってしまいました。はい。『夢をあきらめる方法なんて知らない』、なんてまっすぐで、強い言葉なんだろうなぁ・・・。ここまで来たからには、映画版でも何でも良いので、彼らの物語をきれいに完結させてほしいなぁ。

 

・『彼方のアストラ』・・・『自分の人生の主語を見誤ってはならない』『自分と、自分が信じる誰かを信じる』、そんな言葉を強く感じた作品でした。制作陣の原作に対する愛とリスペクト、そしてキャラクターに見事にマッチした声優陣の素晴らしい演技(オーディションではなく指名とのことだったけど、本と、どういう経緯で各キャラに各声優さんが指名されたのか、心底、知りたい(笑))、更にはもともとの原作が持っていた作品としての魅力、全てがきちんと噛みあった、奇跡のような作品だったと思います。なんか、原作がある作品のアニメ化は、こうであってほしいと言えるような、そのお手本になるような作品とでも言いますかね。はい。ラストまで見終わった時に感じた清々しさ、晴れやかな気分、ありがとうと言う気持ちは、この夏の宝物です。

またタイトルが憎いよな。ラストまで見終わると、このタイトルに込められているもうひとつの意味が、これ以上ないと言うほど伝わってくると言いますか。うん。そんな感じで、1話から改めて見返したら、『あ、これってそう言うことだったのかぁ』とか、色々、また違った感じで見られそうで、時間があればまた見返したいな。

 

・『フルーツバスケット』・・・こちらも声優さんの、特にメインとなる3人を演じていた声優さんの熱演が胸を打った作品。続きは来年かぁ・・・。何だろ、本と、見る人の年齢によって、彼ら、彼女らが発しているメッセージをどう思うかが大きく分かれる作品であり、でも、だからこそ、年齢、性別問わず、多くの人の胸に訴えかけるメッセージ『幸せになるのに、遠慮なんていらない』『誰もがただ、そこにいるだけで認められ、幸せであれる場所の大切さ』のようなものを伝えてくる作品だと思います。なんか今の世の中だからこそ、よけいに響く、とても大切なことを訴えている作品なんじゃないのかな。

 

・『ダンベル何キロ持てる?』・・・最終回のラスト。ひびきちゃんが体重計に乗った後に、喜びのあまり小さな声を上げるシーン、あれ、めちゃめちゃ可愛くなかったですか?もぉ~、ほんと、それくらいひびきちゃんが、そしてひびきちゃん以外の女の子たちも魅力的でかわいくて、だからこそ、そんなひびきちゃんを演じてくれたファイルーズあいさんには感謝だし、新人離れしたその実力の高さには驚くばかりですよ。新人で、いきなりこんなテンション高い作品って、ほんと凄いなぁ~。きっとすごく努力家で、でもご本人としても度胸が据わっている方なんだと言うのが、ひしひしと感じられました。

勿論、作品もほんとに面白かった!終始ハイテンション、筋肉と勢いで突っ走りつつ、実生活で役に立つメソッドも入れ込むと言う荒業を無理なくやってのけた作品だった思います。

 

・『ギヴン』・・・いやぁ・・・BL作品のアニメを見たのは今作が初めてだったのですが・・・素晴らしかったです。もぅ、ほんと、毎週、ひりひり、どきどき、じりじり、胸が色々な感情に支配されて、本当に見応えのある作品でした。何より主人公を演じた矢野奨吾さん佐藤真冬っぷりが、本当にすごかった。佐藤真冬としてのあの歌声は、あれは本ともう、あの凄さをあらわす言葉は本と、私の中にはありません(どーん)。

恋愛ものとしては勿論なんだけど、真冬たちのバンドとしての成長物語とか、バンドシーンとかが描かれていたのも良かったなぁ。あと映画化と言うことで、あぁ、春樹、秋彦、そして雨月の恋の行方が見られるのかと思うと・・・今から身悶えしそうだよ!なおこちらも、原作をとても丁寧に、丁寧にアニメ化したと言う印象があって、『おぉ、『彼方のアストラ』と共に、こちらもラルケ作品だったのか』と妙なところに感心した記憶が(笑)。そう言う意味では、個人的には2019年は『ラルケの夏だった』とも言えます。はい。

 

・『荒ぶる季節の乙女どもよ』・・・いやぁ・・・最終回を前にしてまさかの展開で、『これ、どうまとめるの!?』とちょいと不安になりましたが・・・最終回、ほんとに良かった。また泣かされましたよ(笑)。『荒ぶる季節』にもみくちゃにされ、あるいはもみくちゃになった彼女ら、彼らが得たものが、今後も、もう2度と『荒ぶる季節』に戻れることはなくても、彼女ら、彼らの人生を支えていくのだと思うと、もうほんと、なんか胸が締め付けらるような、切なくて、涙が止まりませんでね、ええ。

みんな、本当によく頑張ったな。わからないけど、わからないからこそ、わかりたくて、全力で荒ぶって、もみくちゃにされたな。うん。でも、きっと、そうやって『荒ぶる』ことをしなければ、絶対につかめない、わからない、感じられないものもあるだろうから、あそこまで見事に荒ぶることができた彼女ら、彼らが、私には心底、羨ましく見えました。うん。あぁ・・・青春だ・・・。

 

はい。そんなこんなでまずはこちらの6作品の感想でございました。あぁ、ほんと、もし年老いて、自分の過去のことが思い出せなくなったその時には、これらの作品のいずれかの登場人物だったのだと、これらの作品の日常、物語こそが私の過去だったのだと、そう思い込めるくらいの救いは、世の中にあっても良いと思うんだよね・・・本と・・・なんかそう思うと、この6作品に共通しているのは『The 青春』ですかね。

 

ではでは。読んで下さり、ありがとうございました。残る作品の感想も、最終回を見終り次第、投稿していきたいと思っておりますよ~。よければまた、読んで下さいね。